フェラーリのチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネは、フェラーリが最終的にメルセデスに打ち勝つためには、レースで勝利を失うことを恐れる気持ちを克服しなければならないと語った。
メルセデスを倒してタイトルを獲得するだけのポテンシャルを持っていたフェラーリだが、昨年同様シーズン後半にメルセデスに大きく差をつけられルイス・ハミルトンがチャンピオンを獲得。ブラジルGPは、フェラーリがメルセデスのコンストラクターズタイトル獲得を阻止する戦いとなる。
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アリバベーネは、フェラーリの状況はテニスでよく起きる現象と似ていると説明。勝利に近づくと、それを失うことを恐れて逆に勢いを失い崩壊してしまうのだ。
「我々の方がメルセデスより優れているエリアもあれば、そうじゃないところもある。でも、我々には”勝ち癖”が足りていないと思う」と、アリバベーネは話した。
「彼らにとっては、ワンツーフィニッシュはほとんど普通のことだが、我々にとってはまだ特別なイベントだ。我々は自分たちの武器をもっと理解し、勝利することや敗北することを恐れずに進まなければならない」
「テニスでも、目標に近づいたときにそれを恐れてしまうことがある。我々は自分たちのことを信頼し、勝つことを習慣にする必要がある」
アリバベーネは、問題が起きた時にその犯人探しをしないようにすることがどれだけ重要か、2018年シーズンの教訓のひとつとして学んだという。
代表に就任してからの約4年で、感情を爆発させたのは日本GPの予選Q3でタイヤ選択をミスした際が初めてだったと、アリバベーネは振り返った。
「(セバスチャン)ベッテルやチームにもミスはあったが、我々が学んだ教訓は誰かを(犯人だと)指差す必要はないということだ」
「レースチームにはマネージャーがいて、それは私だ。私は一度鈴鹿で激怒したが、それは3年半で1度だけだ」
「何かがうまくいかない時のために私がここにいる。そう常に言ってきた。だが問題がない時は、表彰台の下で国歌を歌い、拍手をすることで満足感が得られるんだ。だが、私よりも先にそうするべき人々はたくさんいる」
またアリバベーネは、損失の大きいエラーが起きてしまった時は特に、チームがベッテルに対して完全にサポートしていると示すことがどれだけ重要かということに気づいたと述べた。
「(キミ)ライコネンとベッテルは多くの点で似ている。キミとはもう少し会話をすることが必要だが、セブにはチームがサポートをしていると感じさせることが重要だ」
「モンツァで起きたことについて、彼はかなり批判を受けた。しかし彼はファンを満足させようとしただけだ。彼はその週末の結果を乗り越えるのにかなり苦労した」
「それが、続くレースで彼のマシンがベストな状態ではなかったことに気づく上でも助けにならなかった。人間の要素は重要なのだ」
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