マレーシアGPを6位で終えたドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、今回のレースが”本当にひどい”ものになってしまった理由を完全には特定できていないと認めた。
ドヴィツィオーゾは2週間前の日本GPでは転倒リタイアを喫したものの、夏休み明けのチェコGPから安定して表彰台フィニッシュをしてきた。
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マレーシアGPでも、ドヴィツィオーゾはFP1でトップタイムを記録。ウエットコンディションで行われた予選でこそ5番手に甘んじたものの、優勝を争うだけの競争力を持っているように見えた。
ところがレースでは4番手まで浮上するのが精一杯。その後は7番手までポジションを落とし、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が転倒したことにより6位でレースを終えた。
レース後、ドヴィツィオーゾはパフォーマンス不足の明確な理由が分かっておらず、ドゥカティは何が間違っていたのか、正確に把握するべきだとメディアに語った。
「プラクティスとの差はあまりにも大きかった」
「間違っているかもしれないので、あまりはっきりしたことは言いたくない。僕は分からないんだ」
「レース序盤からブレーキに苦しんだし、コーナーでスピードを維持できなかった。だから乗り方を変える必要があったんだ。奇妙だった」
「(フリー走行では)ユーズドタイヤで2分0秒台前半を記録できていたのに、レースでは2分1秒5を出すのも難しかった」
「陽射しがあったから、日曜日はそれまでよりも少し暑いコンディションになったけど、(問題の原因は)分からない。フリー走行の時との差は、他のどのライダーよりも大きかった。本当に良くないレースだったのは確かだ」
フロントタイヤに欠陥があった可能性について訊かれると、ドヴィツィオーゾは次のように答えた。
「そう思いたいけど、そうじゃない時もある。今後の取り組み方に大きな影響を及ぼすから、問題を理解しなければならない」
なお、ポイントランキング3位につけていたロッシがノーポイントに終わったことで、今回のレースでドヴィツィオーゾがランキング2位の座を確定させた。
これについて彼は「本当に嬉しい。バレンティーノのスピードは信じられないほど速かったけど、彼はミスをしてしまった」と話した。
「今季はノーポイントのレースが多すぎた。でもスピードを改善し、チェコGPからこれまで多くのポイントを稼ぐことができた。僕たちの今シーズンの取り組みにはとても満足している」
「現時点では、マルク(マルケス/レプソル・ホンダ)の方が僕たちよりも少し速い。だから僕たちは今シーズンやったような取り組みを続け、来年に向けてもっと準備を整えなければならない」
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