全日本ロードレース選手権最終戦鈴鹿のJSB1000決勝レース2を終え、表彰台に登った清成龍一(KYB MORIWAKI MOTUL RACING)、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、高橋巧(Team HRC)がレース2を振り返った。
■清成龍一/KYB MORIWAKI MOTUL RACING(レース2:優勝)
「今年は厳しいシーズンでした。最終戦も絶対に勝てないと思っていたけど、僕のわがままでバイクを大きく変更して臨み、難しいコンディションに対してもピレリが進めてくれたものが大当たりでした。コースの濡れているところもフィーリングがよかったです」
モリワキの清成龍一が路面コンディションを読み切り11年ぶり優勝/全日本ロードJSB1000最終戦レース2
「チェッカー後は、やっと勝てたっていう感動に浸っていました。モリワキのみんな、ファンのみんな、スポンサーの方、やっとできたなってひとりで感動しました。同時に、何で今なんだろうっていうのも思っていました」
「ピレリのイタリア人スタッフが勧めてくれて、インターミディエイトのタイヤを初めて使いました。どれくらい持つか分からなかったから安全第一でした。これまでライダーのわがままを怒らずに聞いてくれて、最終的にこういう形にできた。結果がうまくいかないときは言いすぎた部分もあったけど、最終的に絶対にこれだって押してくれたんです。彼のお陰で最初から最後までうまくいきました」
■中須賀克行/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(レース2:2位)
「サイティングラップで路面コンディションを確認して、レインタイヤかスリックタイヤかを判断する必要があって、僕はレインを選択しました。結果的に、レインかスリックかの選択ではレインで間違っていませんでした。スリックでは無理だったと思います」
「そのレインタイヤをマネージメントしながらタイムを落とさずに走りましたが、清成選手が前に出てきたときは、同じペースで走ることは難しかったです。それでも、高橋巧選手よりアベレージは高かったし、そういう意味ではうまくできたし、自分のやれることをしっかりできたと思います」
■高橋巧/Team HRC(レース2:3位)
「スタート前に東コースが乾いてきてるという情報が入ってきたので、サイティングラップはスリックタイヤで皮むきに出ましたが、コースはまだ乾いてなかったから、ピットに入ってレインに履き替えました。その選択は正解でしたが、異次元の人がいたから勝負にはなりませんでした。もちろん結果には悔しいですが、気持ちとしては普通で、清成選手には素直におめでとうと言えます」
「チームHRCでの1年目としては、現時点ではただひとりしか走れない場所で、みんなのあこがれのチームなので、そこで走れることに感謝しています。シーズン中、優勝ができなくてもチームはしっかり動いてくれました。そういう意味でも、今日のレース1で優勝できたのは大きかったです。来年に向けてしっかりとチャンピオン取れるように努力したいです」
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