岡山国際サーキットで開催された2018ピレリ スーパー耐久シリーズ第6戦。グループ1の決勝レースは#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが今季2勝目。S耐参戦最後となるレースで有終の美を飾った。
気温21度、路面温度29度のドライコンディションで始まった決勝レース。今回は2グループに決勝レースが分けられ、ST-X、ST-Z、ST-TCR、ST-1、ST-2、ST-3クラスで構成されるグループ1は13時35分にスタートが切られた。
S耐第6戦グループ2決勝:ST-4は13号車エンドレス86が2年ぶりの優勝
3番手スタートの#81 J-Fly Racing R8がホールショットを奪いトップに立ったが、反則スタートがありドライブスルーペナルティを受け後退。これにより#999 CARGUY HURACAN GT3がトップに浮上し、24号車に加え#3 ENDLESS GT-Rが続き、予選では後方に下がったGT-R勢が徐々に順位をあげた。
上位3台はいずれもプラチナドライバーが第1スティントを担当。3台ともペースはほぼ同じで、序盤の1時間は全く順位が動かない落ち着いた展開となった。
一方、GT4車両がエントリーできるST-Zクラスから参戦を果たした#550 モノコレ GINETTA KAP CUSPAは序盤から順調に周回を重ねるが、開始1時間を迎えるところで、突然スローダウン。ホームストレート脇にマシンを停車した。原因はタイヤカスがマシンのキルスイッチに当たってエンジンが止まってしまったとのこと。しばらくして再始動し戦列に復帰した。
こう着状態が続いたST-Xクラスで動きが出たのは開始から1時間10分が経過。ちょうどプラチナドライバーの走行可能時間が上限に達し、上位陣は一斉にピットインを行なった。ここで24号車と3号車が999号車をピットストップの間に逆転し、GT-R勢がワンツー体制を築いた。その中でも、24号車はジェントルマンドライバーの内田優大が第2スティントを担当したが、好ペースで周回を重ね、2番手の3号車を寄せ付けない走りを披露した。
24号車は残り1時間15分のところで2回目のピットストップを行い、平峰一貴がアンカーを担当。最後まで危なげない走りを見せた。
一方、2番手以下はレース終盤になって大きく順位が動いた。残り1時間を切った段階では3号車が2番手につけていたが、前回のもてぎでチャンピオンを決めている#99 Y’s distraction GTNET GT-Rの藤波清斗が粘り強く追い上げ、レース終盤に2番手に浮上。またポールポジションスタートだった#83 Phoenix Racing Asia R8もエースのマティアス・ベシェをアンカーに起用。レース終盤に追い上げる戦略で、3番手に浮上した。
結局、最後まで安定したペースを披露した24号車が2番手以下に32秒もの大差をつけて優勝。今シーズン2勝目を飾った。すでにKONDO RACINGと日産自動車大学校の共同プロジェクトは来年からスーパーGT参戦を表明しており、S耐参戦はこれで最後の予定。それを飾るにふさわしい力強いレースを見せた。
2位には99号車が入り、GT-R勢がワンツーフィニッシュ。3位には83号車が続いた。
1台のみのエントリーとなっているST-Zクラスの550号車と、ST-1クラスPorsche 991GT3 Cupはそれぞれ完走を果たした。
ST-TCRクラスは#97 Modulo CIVIC TCRが逆転で今季3勝目をマーク。ST-2クラスは#6 新菱オート☆DIXCEL エボXが優勝、2位に入った#59 DAMD MOTUL ED WRX STIが6年連続でクラスチャンピオンに輝いた。
最後まで大接戦となったST-3クラスは、#38 muta Racing ADVICS RC350 TWSが優勝し、逆転でシリーズチャンピオンを決めた。
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