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スポーツ 2018.10.30

フェルスタッペン、肩の力が抜けてより速く。今季序盤の気負いから脱却

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 メキシコGPで優勝を果たしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、今季序盤は気負いすぎて”オーバードライブ”状態に陥っていたと認め、今は肩の力が抜けたことでドライバーとしてより速くなったと感じているようだ。

 今シーズンは序盤の数戦でスピンやクラッシュが相次いだフェルスタッペン。バーレーンGPではルイス・ハミルトン(メルセデス)と、中国GPではセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と接触し、アゼルバイジャンGPではチームメイトのダニエル・リカルドと同士討ちを演じた。さらにレッドブルが得意としているモナコでは、FP3でのクラッシュにより予選に出られず、レースを9位で終えた。

    メルセデスの”F3のような”メキシコGPのパフォーマンスは、新型リヤホイールを使えなかったこととは関係ない?

 そんなフェルスタッペンにはアプローチを変えるべきだというコメントも相次いだが、カナダGP以降の彼は13レースで8度の表彰台獲得、そのうち2度優勝を果たしている。

「(今季序盤との)違いは自分自身の心の声を聞くことだけだ」と、彼はメキシコGPで優勝した後に語った。

「いろんな記事を書かれていたりしても、気にしない」

「父はカート時代から、僕がオーバードライブしたりしている時に『マックス、もしお前が自分のことを速くないと思っていても、十分な速さがあるんだ』といつも言ってくれていた」

「だから僕は気持ち的に少しアクセルを緩めたんだ。それで僕は少し速くなったように思う」

 彼はメキシコGPを前に、困難な瞬間に対処する方法について、父親のヨス・フェルスタッペンに相談していたと認めている。

「シーズン序盤は、おそらく少しオーバードライブしていたと思う」と、彼はF1の公式YouTubeチャンネルのインタビューに応えた。

「結果を欲しがり過ぎていたんだ。だから今は少しだけ”スローダウン”したことで、僕はより速くなった」

 今季序盤6戦は散々な結果が続いたフェルスタッペンだったが、彼にとって今シーズンはF1で最も成功を収めたシーズンとなっている。シーズン2勝は昨年と変わらないが、今季はまだ2レース残っており、獲得ポイントではすでにF1参戦以来最高記録となっている。ドライバーズランキング4位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)との差は、わずか11ポイントだ。

 フェルスタッペンは外部からの”アドバイス”に対して、自分のドライビングを変える必要はないと常に主張してきたが、彼本来のスピードと冷静なドライビング、意思決定の改善が融合したことに、チームも信頼を寄せているようだ。

 自分自身を律し、それでもなお強力なパフォーマンスを発揮しているフェルスタッペンについて、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは「経験も彼の成長の一部だ」とmotorsport.comに話した。

「彼は今年初めに厳しい経験をしたが、モントリオール以来素晴らしいレースを続けてきた」

「経験は、唯一欠けていたピースだったのだ」

「パドック中を探しても、ミスを犯さないドライバーなんていない。そういったミスから学び、成長するのだ」

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(motorsport.com 日本版 Scott Mitchell)

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