2018年F1メキシコGPの金曜、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーはフリー走行1=20番手(ノータイム)/2=14番手、ブレンドン・ハートレーはフリー走行1=9番手/2=6番手だった。
ホンダはガスリーがアメリカGPで使用したパワーユニット(PU/エンジン)に組み立て品質上の懸念を確認したため交換を決定。残り2戦のためのストックを作るため、FP1序盤で最新スペックのPUでインスタレーションラップを走った後に、旧仕様に載せ換えた。新エレメントを導入したため、ガスリーは15グリッド降格のペナルティを受ける。
初日6番手のハートレー、新エアロに好感触「僕のドライビングスタイルにぴったり。この好調さを維持したい」:トロロッソ・ホンダ F1メキシコGP
前戦アメリカGPでガスリーが試した新エアロパッケージを、今週末はハートレーがテスト、好感触を示している。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
チーフレースエンジニア ジョナサン・エドルズ
初日は天候が悪くなることが予想されていたが、素晴らしい天候の中、ブレンドンが多数の周回をこなすことができた。
我々は今週末に向け、2台それぞれに異なる戦略を用意してきた。戦略的判断により、ガスリー車に関してはFP1でPU交換を行ったため、彼の午前中の走行は2周のインスタレーションラップのみとなった。FP2では旧仕様のPUに戻して走行を行った。
今日の主な目的は、ブレーキ、冷却システム、タイヤと新しい空力パッケージの挙動を確認することだった。このトラックは特にブレーキと冷却システムのセッティングが非常に難しいので、そうした要素がカギとなる。今日の走行では両方の面で問題がなく、よかったと思う。
新しい空力パッケージの評価を行い、データを収集したが、順調だったと考えている。アメリカではあまりテストができなかったが、今回この空力プラットフォームについて学習し、最適化し、最大限のパフォーマンスを引き出すため、FP1とFP2を通してブレンドンのマシンでセットアップ作業を行った。タイムシートを見ると、新パッケージがうまく機能しているようだが、今夜データをチェックして確認する必要がある。
タイヤに関しては、今日は我々が予想していたよりひどいグレイニングが見られた。ハイパーソフトのグレイニングがひどかったため、ピエールはプッシュラップをあまり走行することができなかった。従って、今日の彼の順位は本来の速さを示すものではないと私は考えている。
決勝に向けてグレイニングを少なくするための策を考えること、グレイニングを考慮して戦略を選択することが重要になる。
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