F1メキシコGPのフリー走行2回目が行われ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップタイムを記録した。
気温24度、路面温度46度というコンディションで始まったメキシコGPのFP2。特に路面温度は、FP1と比べて10度以上高くなった。
ホンダ、高地メキシコに旧仕様PUで臨む。ガスリー連続グリッド降格
新型パワーユニットをプールし、旧型に戻す必要があったためにFP1をほとんど走れなかったピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)は、無事にパワーユニットの交換作業が完了。コースに復帰を果たした。
まずトップタイムを記録したのは、キミ・ライコネン(フェラーリ)。タイムは1分20秒027、履いたタイヤはスーパーソフトタイヤだった。
このフェラーリも含め、ほとんどのマシンがウルトラソフトかスーパーソフトのタイヤを履いた。FP1ではハイパーソフトタイヤのデグラデーション(性能劣化)に懸念が見られたため、各陣営共に、硬めのタイヤのデータを取っておきたいというつもりのようだ。
ライコネンのタイムは、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)らがタイムを更新。ただ、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグがこれらのタイムを上回ってみせる。ヒュルケンベルグは1分19秒176を記録し、タイムシートの首位に浮上。とはいえここは絶対に負けられないベッテルが、さらにヒュルケンベルグのタイムを上回っていった。
FP1でも好調だったトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーはFP2でも速さを見せ、1分18秒928で首位に立つ。しかしハートレーが履いていたのは、最もタイムの出やすいハイパーソフトタイヤを履いてのモノだった。
ハートレーのベストタイムは、すぐにハミルトンに更新されてしまい、さらにここメキシコが母国であるセルジオ・ペレス(フォースインディア)が首位タイムを塗り替える。この瞬間、スタンドのファンは多いに沸いた。
ただFP1に続いて速さを見せたのは、レッドブル勢2台だった。レッドブル勢はセッション序盤で、マックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドが1-2となった。
2セット目のタイヤには、ハイパーソフトを選ぶマシンが多かった。そんな中、ベッテルやハミルトンを差し置いて、好タイムを記録したのはカルロス・サインツJr.(ルノー)。ただ、フェルスタッペンがウルトラソフトタイヤで記録したタイムには及ばず、2番手止まりとなった。
フェルスタッペンは、ハイパーソフトタイヤを履いて自身のペースを更新。一気に1分16秒720を叩き出した。リカルドも0.1秒差の好タイムを記録している。トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは2セットともハイパーソフトタイヤを使い、6番手に入った。
残り40分を切った頃から、各車がロングラン走行。FP1と同様、特にハイパーソフトタイヤのデグラデーションは大きそうで、10周前後を境にそのパフォーマンスに不満を訴える無線が飛んだ。決勝では1ストップで走りきれるのか、それとも2ストップとなるのか……難しい状況となった。
速さを見せるフェルスタッペンだが、残り10分というところでターン1を止まりきれずにオーバーラン。コーナー進入前にパワーが突然シャットダウンしてしまう症状に見舞われ、フェルスタッペンはコース脇にマシンを止めることになった。
結局このセッションは、マシンを止めたもののフェルスタッペンが首位、リカルドが2番手とレッドブル1-2で幕。3番手以下に大差をつけた。ただフェルスタッペンのタイムは、気温上昇の影響があったのか、FP1のトップタイムを上回ることもできなかった。
サインツJr.3番手、ニコ・ヒュルケンベルグ5番手と、ルノー勢がここでも速さを見せた。ベッテルがルノーの2台の間に割って入り、ハートレーが6番手となった。
ハミルトンは結局7番手、キミ・ライコネン(フェラーリ)8番手、ベルテリ・ボッタス(メルセデス)9番手となった。これが彼らの実力なのか、それとも何らかのテストを行うために、わざとペースダウンして走っていたのか……その真相は土曜日以降徐々に見えてくることだろう。トロロッソ・ホンダのガスリーは14番手でFP2を終えた。
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