トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは、日本GPとアメリカGPをそれぞれアップグレードされた最新仕様のパワーユニット(PU)で戦ってきたが、メキシコGPは旧仕様のPUで臨むことになった。
高度2200メートル以上の高地で行われるメキシコGPに向け、ホンダはPUを調整する必要があった。その点で、ロシアGPまで使用していた旧仕様のPUの方が最新仕様のPUよりも適していると、ホンダは判断したようだ。
F1メキシコGP|フェルスタッペンがFP1首位も、勢力図は見えず。トロロッソ・ホンダは旧仕様PUでハートレー9番手
高地でのレースでは空気密度が下がるため、内燃機関の燃焼プロセスに悪影響が出てしまう。それを補うため、ターボチャージャーには通常以上に負荷がかかることになる。
旧仕様のPUを使用するだけなら、ガスリーとハートレーがペナルティを受ける必要はない。しかしガスリーはフリー走行1回目で新たに最新仕様のPUを投入しており、メキシコGPでグリッド降格ペナルティを受ける。
これはアメリカGPでガスリーが使用していたPUに組み立て品質上の懸念が確認されたためだと、ホンダは明らかにした。このPUはさくら研究所に送られ確認が行われるが、再使用することができなかった場合に備え、メキシコGPのフリー走行で最新仕様のPUをプールすることにしたのだ。
ガスリーは8基目の内燃機関、ターボチャージャー、MGU-Hを新たに導入。これにより彼は2戦連続、ここ4レースで3度目のグリッド降格ペナルティを受けることになった。
フリー走行1回目の最新仕様のPUでインスタレーションラップを行なったガスリーは、合計でわずか2周しかせず。セッション中に旧仕様PUへの換装も行なったためタイム計測をせずにセッションを終えた。
ハートレーが保持している最新仕様のPUは問題ないため、アメリカGPで使ったPUをシーズン最後の2レースで使う予定だ。
ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは「アメリカで仕様したガスリーのPUに組み立て品質上の懸念があります」とコメントした。
「そのPUはさくら研究所に送られ、至急確認が行われます。現状は継続判断が出せないため、今回新しいPUを追加することによって、今季残りのレースで利用可能なユニットをひとつ追加します」
「ロシアGP前の仕様に戻す理由はこのバージョンのPUをより良く理解しており、ここメキシコ特有のコンディションでより正しいセットアップができると自信を持っているからです」
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