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スポーツ 2018.10.26

その時、どう決断するのか。チャンピオン争いで鍵を握る3人のチームメイトと3チームのサポート方針

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 いよいよ、スーパーフォーミュラ2019年のチャンピオン決定戦を迎えることになった、最終戦、JAF鈴鹿グランプリ。ポイントリーダーのニック・キャシディ(KONDO RACING)、そしてランキング2位の石浦宏明(P.MU/CERUMO·INGING)、3位の山本尚貴(TEAM MUGEN)の実質3名がタイトルを争う状況だが、あえてこの週末、注目したいのが、この3名のチームメイトたちの活躍とサポートだ。

 キャシディ、石浦、そして山本ともに、ポール・トゥ・ウインならば相手の順位に関係なく自力でチャンピオンを獲得することができる。しかし当然、そう簡単にコトが進まないのがスーパーフォーミュラ。予選でもタイム差が超接近しているため、コンマ数秒の違いで予選順位が大きく入れ替わることも珍しくない。

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 実際には決勝での順位、そして相手の順位との相関関係でチャンピオンが決まることになると推測されるが、そこで陰ながら重要になるのがチームメイトの役割だ。

 キャシディのチームメイト、KONDO RACINGの山下健太が話す。

「今シーズンはこれまであまりいい結果を残せていないですし、地味にポイントを獲っているだけ。だけど今回、僕が勝てばそれはニックのサポートにもなる。ライバルに勝たれるとタイトルの可能性が怪しくなりますが、ポイント的にライバルに勝たれなければ。とりあえず自分の目標はそこに置いています」と山下。

 キャシディはポイントリーダー。山下が勝つことでタイトルを争うライバルの石浦、山本の自力優勝の可能性を奪うことにもつながる。攻撃は最大の防御というわけだが、タラレバでレース中、キャシディが背後に付いた場合、どのような選択になるのか。

「そうですね、たとえば自分が走っていて後ろにニックがいて、僕を抜かなきゃチャンピオンになれない状況だったら僕はニックを前に行かせると思います。自分が逆の立場でチャンピオンを獲れるか獲れないかの瀬戸際でチームメイトにブロックされたら、当然、頭に来るので、そういう状況になったら自分は譲ると思います」と、素直に自分の考えを話す山下。

「近くにニックのタイトルを争うライバルが来たら、それは戦わないと行けない。インパクトを残してニックのサポートができればいいなと思っています。でも、いつものことながら全然、今週末がどうなるが予想がつかないですね」

 山下が話すように、金曜専有走行を終えても、週末の勢力図が見えない雰囲気はいつものスーパーフォーミュラの流れとも言えそうだ。

■セルモ、KONDOと雰囲気が異なるTEAM MUGENの2台と福住仁嶺
 ランキング2位の石浦をサポートするP.MU/CERUMO·INGINGはどうか。セルモは前回の第6戦岡山ラウンドでは、劣勢のチャンピオンシップを少しでも挽回させるために、「チャンピオンシップを考え、チームの判断で2台の順位を入れ替えることになりました」と、浜島裕英総監督がコメントしているように、セルモは国本雄資にチームオーダーを発令して石浦との順位を入れ替えてこの最終戦に臨んでいる。

 石浦のタイトル獲得に向けて、今回はどのような戦略を考えているのか。立川祐路監督に聞いた。

「まずはいつもどおり進めて、最後の最後、決勝の展開次第で決断したいと思っています。まあ、明日の予選順位でおおよそ見えてしまう部分もありますが(苦笑)、最後の状況で考えたいと思います」と立川監督。

「でも、まずは石浦がキャシディ選手、そして1ポイント差の山本選手の前を走ってくれないといけないですけどね」

 立川監督を悩ますような状況になることは、チャンピオンシップが混沌となることでもある。ファンとしては是非、そのような状況を見てみたいものだ。

 KONDO、セルモとは若干、状況が異なるのがTEAM MUGENだ。同じチームと言えども、マシンのカラーリングを見てもわかるようにメインスポンサーが異なり、セットアップなどのデータは共有しているが、他の2台体制チームとは雰囲気が違ってライバル度が高い。

 山本のチームメイトでもある福住仁嶺も、ルーキーとしての臨むスーパーフォーミュラのシーズン最終戦でなんとしても好結果を残したい。その走り出しの金曜日は4番手と好スタートを切れた。

「今日はクルマの確認をしつつ、あまり無理をしないでゆっくりとタイムを上げていきました。最後にソフトタイヤを入れて割と悪くないタイムが出たので、このまま焦らず進めたいですね。明日の天候がまだ微妙なので、それを踏まえてチームと話をして備えていきたいです」

「スーパーフォーミュラはコンディション次第で予選でまたガラッとポジションが変わるので、今日の練習走行で調子がいいと逆に不安になってしまいます(苦笑)」と週末への手応えを感じつつ、気を引き締める福住。その福住に、ちょっと意地悪な質問をしてみた。チームメイトの山本のチャンピオン争いをどの程度、意識しているのか。

「いや、全然意識していないです。僕は僕のレースをすることしか考えていないです」

 実質、3人のドライバーによるチャンピオン争い。3人のドライバーを支える3チームそれぞれのチームメイト、そしてチームの方針がどのような結末となるのか。チームメイトの動向、そしてチームの決断にも今週末は注目してみたい。


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