10月24日、2019年からスタートする電動バイクレース『FIM Enel MotoE World Cup(MotoE)』に参戦するアンヘル・ニエト・チームが、女性ライダーのマリア・エレーラを起用するとチームのSNSで発表した。
2019年から始まるMotoEは電動バイクによるチャンピオンシップだ。全5戦の開催が予定されており、マシンはイタリアの電動バイクメーカー、Energica Motor Company(エネルジカ・モーターカンパニー)の『Energica Ego Carsa(エネルジカ・エゴ・コルセ)』のワンメイク。タイヤサプライヤーはミシュランが務める。
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アンヘル・ニエト・チームは、MotoEに2台体制での参戦が予定されており、9月に2011年の125ccチャンピオン、ニコラス・テロルの起用を発表。ふたり目のライダーが誰になるか注目されていた。
テロルのチームメイトに起用されたエレーラは、22歳のスペイン人ライダーで、2013年にMotoGPのMoto3クラスにデビューした。2015年からはMoto3クラスにフル参戦を開始。2017年シーズンはアンヘル・ニエト・チームの前身となるアスパーチームで戦った。2018年シーズンはスーパースポーツ300世界選手権(WSS300)に初参戦し、ランキング13位でシーズンを終えている。
MotoEに参戦することが決まったエレーラは次のようにコメントしている。
「MotoEに参戦するアンヘル・ニエト・チームと契約できて本当にうれしいです。私たちは良いチームを作れると思っています。私にとって初めてのバイクだから、11月に行われる最初のテストが楽しみです」とエレーラ。
「(カテゴリーが)MotoEに移ることが新たなチャレンジになることは確かだけど、同じ方法でトレーニングを続けます。マシンについてはいろいろ話を聞いたことがあります。私が乗ってきたマシンとはまったく異なるものだと思うけど、乗り方を調整するだけのことです」
「昨年所属していたチームだから、メカニックたちを知っています。チームがバレンシア出身ということも好きです。この場所では特別な絆を持っているし、家族のような雰囲気もあります」
「多くのひとが私の走りを見てくれるから、世界選手権のパドックに戻ることに興奮しています。なぜなら、私が今シーズン、ベストなレースができることを示しているからです」
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