アメリカGPをリタイアで終えたマクラーレンのフェルナンド・アロンソは、F1にはアマチュアドライバーが多いと主張し、そういったドライバーのミスを十分に取り締まらないFIAにも苦言を呈した。
アロンソは、決勝レースのオープニングラップでランス・ストロール(ウイリアムズ)と接触してしまった。この接触によってマシンに大きなダメージを負い、彼はピットに戻ってレースを終えた。
ベッテル「優勝できる速さはあった。接触がなければもっと拮抗したはず」
一方ストロールはレースを続けることができたものの、この接触の責任を問われドライブスルーペナルティを科された。
前戦の日本GPでもストロールと接触したアロンソ。彼は、このようなドライビングをやめさせるための十分な措置を取らなかったFIAに厳しい評価を下した。
「僕は動揺しているのではない。がっかりしている。というのもレースをするためにアメリカに9日間も滞在しているのに、(スタートから)600mを走ったところで押し出されたんだ」
「これが現実だ。だけど、もしこのようなドライビングが許され続けるというのなら、FIAにはもっと問題がある。僕は他のカテゴリーでアマチュアドライバーとも走っているけれど、ここまで問題なかった」
そう話す通り、アロンソは今年F1と並行して世界耐久選手権(WEC)にTOYOTA GAZOO Racingの一員として参戦している。彼は「F1には、他のシリーズよりもアマチュアのドライバーが多くいる」と主張した。
「おそらく、大きなクラッシュが起きた時には、彼ら(FIA)は何かしてくれるだろう」
「それまで僕たちは他のカテゴリーで34台を相手に、そしてアマチュアを相手に楽しむとするよ。60代のドライバーもいるけど、これまで何も起きていない」
「ここでは、ゴーカートのように衝撃を和らげる”バンパー”が必要だ。そうすればお互いに全てのクラッシュを吸収できるはずだ」
今年限りでF1から離れることを表明しているアロンソだが、彼は現在のF1ドライバーのレベルは以前と比べて低くなっていると考えている。
F1ドライバーはWECに参戦するドライバーよりもアグレッシブなのかと尋ねると、彼は「いいや。こちらの方がレベルも低い」と答えた。
「僕はWECでレースをしている。WECのドライバーはとてもアグレッシブだ。(WECでは)3つのカテゴリーがあって、LM-GTEクラスにはアマチュアのドライバーもいる。だけど、誰もお互いにクラッシュしない。物事の考え方が違うんだ」
「時にはミスをしたり、スタートでリスクを負ったり、ブレーキングポイントで行き過ぎるミスをすることもある」
「でもスパのような場所では、スタートした後に突然誰かがボーリングで遊びだすんだ。ここでもスタート直後にボーリングに巻き込まれ、自分は不運にもリタイアしなければならなかった」
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