オートポリスで行われたスーパーGT第7戦の決勝。GT300クラスに今季から参戦している#34 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍/大津弘樹)が3位に入り、念願の初表彰台を獲得した。
第5戦富士の公式練習中に、ブレーキトラブルを抱えた#38 ZENT CERUMO LC500に追突され、マシンが全損した#34 Modulo KENWOOD NSX GT3。その後、すぐに新車の手配をし8月下旬に行われた鈴鹿10時間耐久レースへの参戦を果たすと、前回大会のSUGOでは大津が終盤に怒涛の追い上げをみせ4位フィニッシュを飾った。しかし、3位とはわずか0.057秒差での敗北だっただけに、レース後の大津に笑顔はなかった。
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そのリベンジとして臨んだ、今回のオートポリス。予選で7番グリッドを獲得すると、レース序盤から道上が安定したペースで順位を上げ5番手まで浮上した。26周目にピットインし大津に交代。チームも迅速なピット作業を行い、#34 Modulo KENWOOD NSX GT3をコースへ送り出した。
大津は前回同様にアグレッシブな走りを披露。49周目に#65 LEON CVSTOS AMGを抜いて4番手に浮上すると、表彰台圏内を走る#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸)に接近。残り5周となった1コーナーで思い切ってインに飛び込み、若干接触はあったものの、経験豊富な平中から3位を奪う活躍を見せた。
そのままポジションをキープし、チームに初の表彰台をもたらした。
「前回の悔しさもありましたし、最終的に2番手の背中は見えませんでしたが、最低限の3位を獲得できたという部分では……『ホッとした』というのが正直な感想です」
そう笑顔で語った大津は、終盤の平中との3位争いをこのように振り返った。
「無線で『3番手は何号車?』と聞いた時に『(目の前の)11号車だよ』と言われた時は本当に集中するしかないな思いました。自分の走りをミスなく切り詰めていかないと追いつかなかったので、かなり集中して走りました。(1コーナーで)飛び込んだ時は、けっこう気合いで行った感じでした」
GT300クラスで今季から始動しているModulo DRAGO CORCEだが、8月の第5戦でマシン全損という不運に見舞われたが、大津はこの経験がチーム一丸となるきっかけだったと語った。
「鈴鹿10Hでも(たくさん走れたことで)いろんな経験ができましたし、特にあのクラッシュがあって、チームのみんながひとつになって、どん底から這い上がる気持ちで来れたのが大きかったと思います」
「もちろん優勝を狙っているので、これで満足してはいけないですが、まずは第1ステップとして表彰台を獲得できてよかったです。でも、チーム全員の目標はあくまで優勝なので、ここで喜んで終わるのではなく、さらに進化できればなと思います。この勢いで最終戦のもてぎも優勝を狙って行きたいです」
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