F1アメリカGPのフリー走行3回目が行われ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムを記録した。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズでのグランプリ2日目。上空は雲が覆っているものの、初日とは打って変ってドライコンディションで始まったFP3。気温18度、路面温度20度というコンディションである。
ベッテルにさらなる打撃。FP1赤旗無視により、3グリッド降格
このグランプリ初めてのドライタイヤでの走行機会ということとなり、セッション開始と同時に全車がコースインした。履くタイヤは各車バラバラ。上位勢ではフェラーリ勢がウルトラソフト、レッドブル勢はスーパーソフト、メルセデスはルイス・ハミルトンにスーパーソフト、バルテリ・ボッタスにウルトラソフトを履かせた。トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーがスーパーソフト、ブレンドン・ハートレーがソフトを履いた。
セッション序盤、トロロッソ・ホンダのハートレーのハロに取り付けられたフィンが外れるトラブルが発生。大事には至らなかったが、ハートレーは無線で「頭に何かが当たった」と報告した。
そのセッション序盤、最速タイムを記録したのはフェラーリのキミ・ライコネン。1分35秒514である。チームメイトのセバスチャン・ベッテルは、僅差でこれに続いた。フェラーリ勢の後方にはレッドブルの2台が続いたが、メルセデス勢は燃料を多く搭載しているのか中団のタイムにとどまったが、ロングランを実施していく。その他多くのマシンも、同様に連続走行からプログラムを開始した。
セッション開始から20分が経過したところで、フェラーリ勢は2セット目のウルトラソフトタイヤを投入。ライコネンが1分34秒419にタイムを更新し、ベッテルは0.132秒これに遅れるタイムとなった。
セッション半分が経過した頃、ボッタスも2セット目にスーパーソフトタイヤを履いてコースインし、3番手にジャンプアップした。一方のハミルトンは、2セット目にウルトラソフトタイヤを選択。大きく自身のタイムを更新したものの、セクター1と2があまりうまくいかず、4番手にとどまった。
レッドブル勢が遅れて2セット目のタイヤを投入。マックス・フェルスタッペン4番手、ダニエル・リカルド5番手と、メルセデス勢の間に割って入った。
その間にフェラーリ勢は3セット目のウルトラソフトタイヤを投入。ライコネン、ベッテル共にタイムを更新し、ベッテルが1分33秒797で首位に立つことになった。
一方のハミルトンは、ウルトラソフトでアタックした後、そのまま連続走行を実施。レッドブル勢2台を上回った。
トロロッソ・ホンダ勢は2セット目のタイヤ投入を一番遅らせたチームとなった。ふたりは2度にわたってアタックを行い、ガスリー11番手、ハートレー15番手となった。
セッション終盤にはメルセデスとレッドブルも3セット目のタイヤを投入したが、それでもフェラーリを上回ることはなかった。ただセクター2では全体ベストのタイムを記録するなど、その速さの片鱗を見せた。
ガスリーは最後のアタックでタイムを更新し12番手までポジションを上げた。
結局ベッテルがこのセッション最速。ライコネンも2番手につけ、フェラーリ勢が1-2となった。しかし、フェラーリはウルトラソフトタイヤしか使っておらず、決勝レースに向け不安が残る。
メルセデス勢はハミルトンが3番手、ボッタス4番手。彼らは揃ってスーパーソフトタイヤも試した。5-6番手につけたレッドブル勢も、スーパーソフトをしっかりと使っている。
トップ3チーム以下、ベスト・オブ・ザ・レストの7番手につけたのは、ザウバーのシャルル・ルクレール。以下セルジオ・ペレス(フォースインディア)、カルロス・サインツJr.(ルノー)、ロマン・グロージャン(ハース)と各チームが入り乱れた。
トロロッソ・ホンダ勢はガスリー12番手、ハートレー19番手。しかし今回も中団争いは熾烈で、7番手ルクレールから20番手フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)までは、1秒以内の差である。
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