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スポーツ 2018.10.19

「コスト制限導入は十分可能なはず」トロロッソ代表、”2リーグ化”する今のF1に危機感

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 F1チームの運営費は、年々増加の一途を辿っている。そのため、予算が潤沢なチームとプライベートチーム間の格差は拡大しつつあり、パフォーマンス面にも影響を及ぼしている。

 この状況を変えるため、F1にコスト上限策を導入する案が長く議論されてきた。しかし、各チームが実際に使っている予算額を監視するのは至難の技であり、実用的ではないとの理由から、導入が見送られてきた。

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 トロロッソのチーム代表であるフランツ・トストは、コストを監視することは現実的に十分可能だと主張する。すでにFIAは、CFD(計算流体力学)や実走テスト、そして風洞実験などを適切に規制できているため、予算を管理するのも不可能ではないと言うのだ。

「私は、コスト制限のために何年もの間戦ってきた。そして今、それがうまくいくことを願っている」

 トストはmotorsport.comの独占インタビューでそう語った。

「私は、それが実行可能だと思う」

「コスト制限をコントロールできないという議論もあった。しかし、それはナンセンスだ。すべてのことを管理できる。しかしFIAとFOMは、コストを管理する方法について、はじめからやり直す必要がある」

「もし私がそれを決めるのなら、毎週もしくは毎月、すべての債務諸表を管理する人物を各チームに送るだろう。それだけだ」

「今のように、例えば技術面で言えば、すべてをコントロールすることができる。クラッシュテストやその他のことをクリアしていなければ、テストすることさえ許されていないのだ。だから、なぜ予算をコントロールすることができないのだろうか? ナンセンスなことだ。望むならば、すべてをコントロールすることができるはずだ」

 現在のF1では、コスト制限が必要不可欠だとトスト代表は考える。なぜなら、メーカー間の競争が加速したことにより、独立系チームにとっては、その予算額は不可能なところまで膨れ上がってしまったからだ。

「プライベーターチームばかりだった頃には、コスト制限は必要ではなかった。なぜなら、当時のチームは、それほど巨額な予算を使わなかったからだ」

 そうトスト代表は語る。

「F1の予算がなぜ劇的に増加したのか、それは自動車メーカーが参入してきたからだ」

「大きなメーカーにとっても、5億ドル(約560億円)は大きな金額だ。しかし、不可能な額でもない。なぜならF1は、最高のマーケティングツールだからね。しかしプライベーターにとっては、彼らは単純にそれだけの金額を持っていないし、それを手にすることもできなかった」

 トスト代表は、コスト制限を導入しなければ、今以上に格差の激しいF1になり、2分割のような形になる恐れがあると考えている。

「FIAとFOMは、コストを下げる方法を見つけなければならない。そうでなければ、F1は自動車メーカー同士の戦いと、その他の戦いという2層に分かれてしまうことになる。それが、今実際に起きていることだ」

「トップチームが3つあり、残りは別のリーグにいるという状態になる。リザルトを見れば、トップチーム6台のマシンの後方は、20~40秒も離れてしまっている状態だ。商業権の所有者たちは、より興味深いレースにする方法を模索しなければならない」

「幸いにも、今年は(セバスチャン)ベッテルが、(ルイス)ハミルトンとチャンピオンを争っている。そうでなければ、人々はこれ以上F1を見ることはないだろう。その戦いがなければ、F1は退屈なモノになってしまっている」

「最低でも3~4人のドライバー、そして5~6チームがタイトルを争い、そして最終戦でチャンピオンが決まるような形にしなければいけない。それが、我々が達成する必要があることだというのに、気付いていなければいけないんだ」

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(motorsport.com 日本版 Jonathan Noble, Oleg Karpov)

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