10月11日、東京・お台場のMEGA WEBでWEC世界耐久選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racingのファンイベント『TOYOTA GAZOO Racing WEC Fan Meeting』が行われ、チームに所属する中嶋一貴や小林可夢偉、フェルナンド・アロンソなどが登場。トークショーを行ったほか、プレイステーション4用ソフト『グランツーリスモSPORT』を使ってのガチンコバトルが繰り広げられた。
10月12~14日に控えるWEC第4戦富士の開幕直前に行われたイベントには上述した3名に加え、マイク・コンウェイ、ホセ-マリア・ロペス、セバスチャン・ブエミも登場したほか、TGRアンバサダーの脇阪寿一も登場した。
元WGPライダーの青木拓磨が2020年のWECル・マン24時間レースに出場
イベントはドライバートークショーとグランツーリスモSPORTによるバトルの2部構成。ドライバーたちは観客席の後方から、集まったファンとハイタッチしながら登場した。
トークショーでは、6月にトヨタ悲願の総合優勝を遂げたル・マン24時間やチームの雰囲気、週末に迫ったWEC第4戦富士についてトークが展開。一貴は「僕個人というよりチームでずっと勝ちたいと思ってやってきて、2014年、2016年と優勝に手が届くところでトラブルがあって何度も取りこぼしてきたので、僕自身だけでなくチームにとっても価値のある勝利だったと思います」とル・マンをふり返る。
「トヨタとして30年以上、20回目の挑戦で、いままで多くの人がプロジェクトにかかわってこられた上での優勝なので、かかっている重みも感じましたけど、やっと達成できてうれしかったです」
「勝った後に本当にたくさんのお祝いのメッセージをもらいましたし、ファンの方々にもサーキットに行くと必ず祝福のコメントをいただきます。応援してくださったすべての人にとっていい結果だなと思いますし、ホッとしました」
また今年からチームに加わった現役F1ドライバーのアロンソについて、一貴は「一緒にチームメイトとして乗って勉強することも多い」という。
「クルマへの探究心、勝つことへの欲求が本当に強い。チームメイトとして心強いですし勉強になります」
週末に控えたWEC第4戦富士に向けて、可夢偉は「今、富士を走るクルマのなかで一番速いのは、このTS050です。直線の長い富士やサルト・サーキットでしか味わえない加速感というものがあって、日本のファンの前でそういうパワーのあるクルマを見せられるのは楽しみですね」とコメント。
今週末、ひさしぶりに富士を走るアロンソも「富士に来て僕たちをサポートしてほしい。できればトヨタのワン・ツーでレースを終えたいと思っているからね。日本ではホテルからサーキットまで多くのファンから声援を受けられるから本当に楽しい時間を過ごせているよ」と来場を呼びかけた。
トークショー終了後は、グランツーリスモSPORTによる6名のガチンコバトルが展開。バトルは富士スピードウェイとサルト・サーキットで2レースが行われ、全員が実際のレース同様に火花を散らす激戦を繰り広げるなか、アロンソが連勝を飾ってみせた。
そのほかイベントはサイン入りグッズの抽選会なども行われ、和やかなムードのなかイベントは終了した。
なお、グランツーリスモの公式YouTubeチャンネルではトークショーやグランツーリスモSPORTでのバトルなどがアーカイブ配信されているので、ぜひチェックしてみよう。
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