メルセデスチーム代表のトト・ウルフは、メルセデスがこれまでルイス・ハミルトンのタイトル獲得に向けて集中してきたことから、チームメイトであるバルテリ・ボッタスが精神的な挫折を経験したと考えている。
ロシアGPでは素晴らしいパフォーマンスを発揮し、今季初優勝を射程圏内に捉えていたボッタスだが、まさかのチームオーダーによってハミルトンに勝利を譲らなくてはならなかった。
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続く日本GPでは、ハミルトンが絶好調。ボッタスはハミルトンのペースに追いつくのにも苦労するような状況だった。
「レーシングドライバーはレースに勝つこと、チャンピオンシップを勝ち獲ることに全力を尽くしているのだということを、我々は今一度思い出さなければならないと思う」
motorsport.comが日本GPにおけるボッタスのパフォーマンスについて質問すると、ウルフはそう答えた。
「もし彼らからその能力を取り除いたとしたら、それは自動的に精神的な挫折を引き起こすことになるだろう。バルテリはそんな事はないと言っていたが、私は多少なりともその影響はあると思う」
「彼は素晴らしいチームプレイヤーであるが、それをこれ以上強調する事はできない。例えば、ソチのレースの後、我々は話し合いをした」
「彼はこう言ったんだ。『なぜあなたがそうしたか、どうしてそういう決断をしたのかは、完全に分かっている。もし僕があなたの立場なら、全く同じことをしただろう。僕はシーズンの始めからルイスを上回り、もっと優勝をしてチャンピオンシップを争う立場に立つ必要があったんだ。だから僕の事は心配しないで欲しい』とね」
「そして今回、彼はトラフィックに苦しんだ。多くのドライバーがそうだったように、彼もその一人だったのだ」
ウルフは、ボッタスが復活することを確信しており、彼がタイトルを争うチャンスは失われてはいないと断言した。
「バルテリは(今年)1勝はするだろう。心配はしていない。彼は今後もっと勝利を積み重ねるはずだ。来年はメルセデスでの3年目のシーズンを迎え、彼は新たなステップを踏み出す」
「彼は学び、改善し、チャンピオンシップの強力な挑戦者だと見なしているはずだ。だからどうなるか見てみよう」
当のボッタスは、今シーズン残りの4レースで少なくとも1回は優勝することが、来季以降の大きな違いにつながるはずだとmotorsport.comに話した。
「個人的には、確かにそれは重要だ」
「この前のレース(ロシアGP)では、優勝できるようなパフォーマンスがあると感じていたが、勝てなかった」
「最終的には何かが必要だ。チームメイトがシーズン中に多くのレースに勝っているのに、自分が0勝に終わるのは理想的ではない。4レース残っているから、チャンスは4回だ。どうなるか見てみよう」
鈴鹿での週末について、ボッタスは「僕はまだ常にチームのためにレースをしている。僕たちはチャンピオンシップに勝つためにここにいるんだ。クルージングするためじゃない」と語った。
「ルイスはチャンピオンシップに勝つ必要がある。僕はタイトルを獲れないから、彼を助けるつもりだ」
「僕は誰よりもチームメイトであるルイスにタイトルを獲得させたい。それにチームのためにも、最大限のポイントを獲得したい。今回は、これ以上の結果は得られなかっただろう」
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