フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、日本GPを6位でフィニッシュ。シーズン中盤まではルイス・ハミルトン(メルセデス)とランキング首位の座を激しく争っていたものの、現時点ではあっという間に67ポイントの差をつけられ、まさに崖っぷちに追い詰められている。
ハミルトンは早ければ、次のアメリカGPにもタイトルを決めてしまいそうな状況だ。
5度目のタイトル獲得に王手! ハミルトンに漲る自信「フェラーリとのバトルは大好きだけど、僕らは強い」
今季のタイトル争いはほぼ決着したのではないかと尋ねられたベッテルは、次のように語った。
「まだチャンスはある。でも直近の数レース、僕らは彼らにとって、倒すのが簡単すぎる相手になってしまった」
「彼らが評価を高めただけでなく、彼らはうまくやったんだ。そういう名前のゲームだったということだ」
「僕らは、自分たちのことを見つめ直す必要がある。そして、次の数レースのために、すべきことをする」
「僕らが6位になり、彼らがレースに勝ったということは、僕らにとっての助けにはならなかった」
直近の3レース、ベッテルは予選ではメルセデスに敵わなかったものの、レースではメルセデス同様の強さを見せた。しかし、ミスや不運が相次ぎ、勝利を手にすることはできていない。例えばシンガポールでは戦略ミスがあり、2位の座も失った。ロシアではハミルトンのチームメイトであるバルテリ・ボッタスに行く手を阻まれた。さらに鈴鹿では予選でのタイヤ選択ミス&ベッテルのアタック失敗により、メルセデスに挑戦することすらできず、決勝も空回りの戦いとなった。
ベッテルは鈴鹿のレースについて、少なくとも1台のメルセデスとは戦えたはずだと信じている。しかしながら、レッドブルのマックス・フェルスタッペンをスプーンでオーバーテイクしようとした際に接触……スピンして最後尾付近まで落ちてしまったのだ。
「ここはオーバーテイクするのが難しいし、前のマシンについて走るのも大変だ。でもマシンをうまく扱えていると思ったし、タイヤもうまく使えていると考えていた」
そうベッテルは語る。
「僕はダメージを負っていたし、トラフィックもあった。だから本当のことは僕にもわからない。しかしレースでのパフォーマンスについては、僕の視点から言えば満足できていた」
フェラーリのパフォーマンス低下はここ数戦激しく、逆にメルセデスが進歩したようにも見える。しかしベッテルは、フェラーリの最近の戦いぶりは、両者のパフォーマンス差を裏付けるモノではないと語る。
「常にとても僅差だった」
そうベッテルは語った。
「直近のレースでは、僕らは強くなかったと思う。そして僕らがレースでパフォーマンスを上げたという事実は、彼らがプッシュする必要がなかったということもあったはずだ。だから、完全な勢力図を描くことはできない」
ミスや取りこぼしが続くベッテルとフェラーリ。これについて、タイトル争いのライバルであるハミルトンは、インスタグラムに次のように投稿した。
「メディアは、セバスチャンに対してもう少し敬意を示す必要があると感じる」
「僕らのレベルでやっていること、ゲームのトップにいるアスリートがやっていることがどれほど難しいのか、それを簡単に想像することなどできない」
「人間である限り、僕らは間違いを犯す。でも重要なのは、それをどうやって克服していくかなんだ」
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