ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、タイGPの決勝レースで理想的な戦略をやり遂げることができず、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)を逆転することができなかったと話した。
今年初めて開催されたタイGPでは、レース終盤にマルケスとドヴィツィオーゾが再び一騎打ちを演じた。雨の中で行われた昨年の日本GPでも、彼らは最終ラップの最終コーナーまで激しくポジションを争った。その時はドヴィツィオーゾが優勝し、マルケスが2位となったが、今回は逆にマルケスが優勝を勝ち獲った。
タイGP決勝:マルケス、ドヴィツィオーゾとの再びの一騎打ち制す
2番手で最終ラップを迎えたマルケスは、ターン5でオーバーテイクを決めてトップに浮上。ドヴィツィオーゾはすぐにポジションを取り戻そうとしたが、この時点では失敗に終わった。
最終コーナーを迎え、ドヴィツィオーゾはもう一度マルケスに仕掛けるが、結局トップの座を取り戻すことはできずに2位でレースを終えた。
レース後ドヴィツィオーゾは、マルケスに追い抜かれた後すぐにポジションを取り戻そうとしたことで、そこからチェッカーまで妥協を強いられたと説明した。
「残念ながらパーフェクトな戦略を遂行することはできなかった。というのも、僕は常にマルクの前を走っていたので、彼のポジティブな点とネガティブな点がわからなかった」
「彼がターン5で僕をオーバーテイクした時、僕はすぐにそれに応じようとした。最終コーナーまでチャンスはないと思ったので、そこで反応したんだ」
「だけどターン6でロスしてしまったので、うまくいかなかった。でもターン10では、彼がタイヤに問題を抱えていたことに気づいた。それまではわからなかった」
「いくらかリカバーすることはできたけど、最後のブレーキングゾーンで彼を捉えるために十分に近づくことはできなかった」
「もしターン5でトライしていなかったら、最終コーナーでは違った方法で仕掛けることができたかもしれない」
「皆、マルクがどうやってバイクをコントロールしていたのかわからないだろう。僕は良いブレーキングをして彼をパスするには遠すぎた」
「マルクが僕と一緒に走ることを願っていたけど、彼は僕よりも良いブレーキングをすることができた」
一方マルケスは、今回の戦略はオーストリアGPでホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)と優勝を争った時のものと同じで、最終セクターでトップに立とうとしていたと話した。
「オーストリアでホルヘと争っていた時と同じように、最終セクターで前に出ようとなんとかコントロールしようとしていた。それが僕の狙いだった」
「オーストリアでは、ターン3でかなりロスしてしまってそれができなかった。だけど(今回は)レースを通してターン5でのオーバーテイクを準備していて、それをやることができた」
「残り3周になった時、僕は何が起こりそうなのかを考えた。バイクをうまく止めることができなくて、リヤタイヤがかなり跳ねてガタガタと音を立て始めていた。うまくそれ(バイクを止めること)ができなかった」
「僕は自分に『もしドヴィが前にいたら、彼がレースで勝つことになる』と言い聞かせた。違うやり方で自分の手札を切ろうとして、それがうまくいった。でも、とても接近していた」
「彼はとても良いレースをしたのだから、僕たちはふたりとも優勝に値する」
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