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マーカス・エリクソン、インディカーへのフル参戦を検討。スーパーフォーミュラも選択肢と認める

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マーカス・エリクソン、インディカーへのフル参戦を検討。スーパーフォーミュラも選択肢と認める

 今年限りでザウバーのシートを失うことがすでに決まっているマーカス・エリクソンは、来シーズンはインディカーにフル参戦することを検討しており、”現実的な選択肢”だと語った。またスーパーフォーミュラも将来の選択肢のひとつであるという。

 ザウバーは、来シーズンよりアントニオ・ジョビナッツィとキミ・ライコネン(現フェラーリ)を起用することを発表。エリクソンは今年限りでシートを失うことになった。

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 これまで92レースに出走し、そのうちの76レースをザウバーで戦ってきたエリクソン。彼はシートを失うものの、リザーブドライバーに就任することが決まっており、さらにはブランドアンバサダーを務めることになる。

 エリクソンはインディカーについて”最も魅力的”な選択肢であると説明し、オーバルコースでのレースを含めて、シリーズにフル参戦することを熱望しているという。

 インディカー参戦はどれほど現実的になっているのかとmotorsport.comが尋ねると、「複数のチームと話をしている。(インディカー参戦は)現実的な目標だ」と答えた。

「それに僕らは他のカテゴリーのチームとも話をしている」

「僕は可能な限り最もレベルの高いところでレースがしたい。なぜなら、将来的にF1に戻ってくることを考えているからだ」

「F1に復帰するためにも、僕はシングルシーターの速いマシンに乗り続けたい。インディカーはそれをするのにベストなシリーズだ」

 motorsport.comの調べでは、エリクソンは資金の持ち込みを要求しないチームと話し合いを行っているという。

 インディカー2019シーズンに向けて、アンドレッティ・オートスポート、チップ・ガナッシ・レーシング、チーム・ペンスキーの3チームがすでにドライバーラインアップを確定させている。

 また2018シーズンに優勝を記録したレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングとデイル・コイン・レーシングも、まもなく来年のドライバーラインアップが決まりそうだ。

 シュミット・ピーターソン・モータースポーツは、今年の第14戦ポコノで大きなクラッシュを喫し、重症を負ったロバート・ウィケンスがシーズン中にレースに復帰することができなかったため、現時点ではジェームス・ヒンチクリフの起用を確定させただけだ。

 そしてカーリンやジュンコス・レーシングといったチームは、財政的なパッケージを持ち込めるドライバーを検討することになりそうだ。

「僕は常にインディカーを見てきて、本当にクールだと思ったし、このシリーズでレースをするのは素晴らしいことだと思った」とエリクソンは語った。

「非常に楽しそうだ。現場にいる人たちに、彼ら(インディカーのドライバー)がとてもレースを楽しんでいるように見えると話したら、レースも雰囲気も最高だし、このシリーズは好調だと話していた」

 彼がF1のシーズン終了前にインディカーをテストするかどうかはわかっていないが、来年のプランを確定させるのに急ぐ必要はないようだ。

 2009年に全日本F3選手権でタイトルを獲得しているエリクソンは、スーパーフォーミュラもまた”ひとつの選択肢”であることを認め、再び戦いの場を日本へ移すことも可能だろうと話した。

 またル・マン24時間レースを戦うチャンスを求めて、他のカテゴリーへ”ジャンプ”する可能性もあるという。なお彼にとって最優先の選択肢はシングルシーターのレースではあるが、フォーミュラEについてはまだ真剣には検討していないとのことだ。

「(フォーミュラEは)もちろん選択肢のひとつだ」

「たくさんの点から関心はあるが、F1のようなドライビングを続けるためには、おそらくベストではないだろう」

「フォーミュラEに行くのは転職のようなものだ。F1の目が届く場所にいることや、ここに戻ってくるための選択肢は他にもある」

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