母国レースとなる日本グランプリを戦ったホンダ。6-7グリッドと絶好の位置からスタートしたトロロッソ・ホンダだが、決勝はピエール・ガスリー11位、ブレンドン・ハートレー13位と、入賞には手が届かなかった。
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターはレース後、記者団の取材に対して「予選の結果をレース結果に繋げられず、残念」と語った。
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「今回は残念なことに、フリー走行の2回目と3回目、特に(ピエール)ガスリー選手ですが、走行を妨げるようなトラブルが発生し、様々な情報を揃えることができなかったということが、響いていると思います」
田辺テクニカルディレクターは、そうレース結果を分析する。
「またレース距離において、まだまだ予選結果を維持するだけの力がなかったということだと思います」
ガスリーはレース後、チームのプレスリリースに、「第1スティントを延ばしすぎてしまった」と語った。これについて田辺テクニカルディレクターは、次のように分析する。
「それについては結果論でしかありませんが、同時に何かやりようがあったのではないかとも思います」
「タイヤのデグラデーションの読みだとか、他チームが新品タイヤに交換した時のタイムの読みだとか、2セット目のタイヤでの我々のペースだとか使い方だとか、そのあたりだと思います」
ロシアGPで投入された新スペックのパワーユニット。当初はフリー走行だけの使用にとどめたが、日本GPで初めて、決勝も含めた実戦投入をした。これについて田辺テクニカルディレクターは、好印象を感じているようだ。
「パフォーマンスとしては、明らかに上がっているということが分かりました。一方でその新しいスペックを入れたことによって、金曜・土曜とセッティングを進めたんですけど、少し見切れていない部分もあった。最適な状況で、レース中全ラップを走ることはできませんでした」
「当然フラストレーションが溜まる結果ですが、次に向けて頑張ろうねとみんなで話しています。これから後半戦、そして来年に向けてやることがいっぱいあります。ここで好結果が出ていてもそれは一緒なんですが……。今回の予選は良かったのですが、結果は良くなかった……そんなに簡単じゃないよというのはわかってますんで、これからも開発を続けていくだけです」
来年から、レッドブルにもパワーユニットを供給することになっているホンダ。来年こそファンの期待に応えたいと、田辺テクニカルディレクターは語る。
「鈴鹿に入ってきてから、皆さんに声援を頂いて、土曜日の晩もガレージの前で作業を応援してくれて、もちろん私も驚きましたし、トロロッソのメンバーも驚くと同時に非常に喜んでいました」
「鈴鹿というと、我々のホームレースということで、背筋が伸びる思いです。しかし、応援してくれる方々には感謝し、勇気をもらいました。残念ながら皆さんの期待に応えることはできませんでしたけど、オーバーテイクのシーンもお見せできましたし、喜んでいただけたのなら幸いだと思います」
「引き続き日本GPのみならず、海外のレースにも興味を持っていただきたい。来年、また帰ってきますので、引き続き応援をお願いしたいと思います」
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