ホンダは、前戦ロシアGPの金曜日にスペック3のパワーユニットを投入したものの、結局土曜日以降は旧スペックのパワーユニットを使用した。しかし今週末の日本GPでは、再度スペック3を投入することを決定。週末を通してこちらのパワーユニットを使用できる見通しが立ったという。
トロロッソ側はロシアGPでスペック3のパワーユニットについて、パフォーマンスに関して大きく前進できたと報告していた。また日本GPのFP1を11番手で終えたピエール・ガスリーは、最も軟らかいスーパーソフトタイヤを使用しなかったものの、10番手のマーカス・エリクソン(ザウバー)と同じラップタイムを計測していた。
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FP2ではそのガスリーのマシンにトラブルが起きたことにより、大幅に走行時間をロス。ただ、予選シミュレーションを実施したブレンドン・ハートレーが10番手に食い込んだ。また、セッション終盤になんとか走行できたガスリーは、10周の連続走行の中で13番手タイムを残した。
チーム代表を務めるフランツ・トストは「スペック3のパワーユニットを使用し、我々はQ3に進まなければならない。コンストラクターズランキングではザウバーがプレッシャーをかけてきているので、彼らの前に出る必要がある」と話した。
シャルル・ルクレール(ザウバー)が2戦連続で入賞を果たしたこともあって、ザウバーは現在27ポイントを獲得している。30ポイントでランキング8位につけるトロロッソとは、わずか3ポイント差だ。
トロロッソはベルギーGP以降入賞できておらず、トップ10からレースをスタートできたのはイタリアGPの1回だけだ。
しかし彼らにはアメリカGPに向けてシャシーをアップグレードする予定があり、それと改良されたパワーユニットがあれば、中団でのポイント争いに加わることもできるはずだ。
ホンダのモータースポーツ部長である山本雅史氏は、ホンダが考えていた以上に時間はかかってしまったが、先週のロシアGPで起きた問題を解決できたことに満足していると認めた。
「開発に関して、我々が望んでいたほど迅速に行うことはできませんでした」と山本部長は語った。
「最近ではあらゆることがこれまでよりも良くなっており、特に(エンジンの)燃焼室がそうでした」
「我々はこれをアップグレードし、最終的に首尾よく作業を終わらせることができました。また、エンジンに関して抱えていた問題は、キャリブレーションに関するものでした」
「ロシアGPの後、鈴鹿までの1週間の間にその問題を解決しました。トスト氏は素晴らしい週末を送れるのではないかと思います」
先週末には、来年からホンダのパワーユニットを使用することが決まっているレッドブルのマックス・フェルスタッペンとトストが、ホンダのパワーユニットはルノーを追い越したと主張していた。
だが山本部長は、比較を始めるには時期尚早だと話した。
「ロシアで投入したスペック3のパワーユニットではレースをしていないので、今週末が初めての機会になります」
「(レースを終えてから)これまで使用してきたパワーユニットとの比較を行うつもりです。エンジンだけでなく、マシンのパフォーマンス全体を比較します」
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