ザウバーのシャルル・ルクレールは、F1ドライバーとして初めての日本GPを迎える。ただ、ここ鈴鹿は彼の親友であったジュール・ビアンキが大事故に遭ったサーキットであり、今週末は”難しい週末”になると話した。
大雨の中行われた2014年の日本GPの決勝レースでは、コースオフを喫してタイヤバリアに接触したエイドリアン・スーティル(当時ザウバー)車両を回収するために、重機が出動した。その翌周には同じ箇所でビアンキがコースオフし、この重機と衝突してしまった。
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ビアンキは、日本の病院に緊急入院。その後母国フランスの病院に転院したが、2015年の7月17日に亡くなった。
かつてはそのビアンキから指導も受けていたルクレール。今週の水曜日には、ビアンキと重機が衝突した現場を初めて訪れた。
「もちろん、とても難しい週末だ」とルクレールは話した。
「ここ(F1)に到達するために、レースのこと以外でも、ジュールは僕のことを大いに助けてくれた。彼は家族の一員のように、大切な人だった」
「僕はこれまで日本に来たことがなかったけれど、今朝トラックを歩いた時はとても感傷的になった」
「だけどその一方で、今週末ベストな仕事をするために集中しなければならない。たとえ難しい週末になるとしても、だ」
ビアンキが亡くなった2年後の2017年。この年は、ルクレールの父エルベが亡くなった。ルクレールは、F3に参戦した経験を持つ父に敬意を表し、この年のF2モンテカルロにはスペシャルカラーのヘルメットで臨んだ。
ルクレールは、来シーズンは父とビアンキの両方に敬意を示したヘルメットを用意しようと計画しており、それを日本GPと母国グランプリであるモナコGPで使用したいと考えている。
「僕は来年のヘルメットのことも考えている。だけどご存知のように、スペシャルカラーのヘルメットはひとつしか用意できないというルールがある」
「今年は僕の父のために(特別な)ヘルメットを用意した。来年に向けては、すでにいくつかアイデアもある。例えば(ヘルメットの)両サイドを分けて、片方をジュールのために、そしてもう片方を父のために使う、とかね」
「今年は、皆に向けてできる限り彼のことを思い出してもらえるようにする。それ以上の特別なことをするつもりはない」
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