FIA F2に参戦するロシア人のレーシング・ドライバー、アルテム・マルケロフの父であるバレリー・マルケロフは、賄賂の受け渡しを行った疑いで、モスクワで拘留されていることがわかった。
木曜日、モスクワのバスマンニという都市にある裁判所は、バレリーに対して拘留という形で予防措置をとるという申し立てを行ったことを認めた。
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承認を受けたこの申し立ては、”非常に大きな規模”の賄賂の授受に関するロシア連邦の刑法5条291項に違反した疑いに関連したものだ。
ロシアの通信社『RIA』によると、バレリーは当初ソチで拘留されていた。そのソチでは先週末、5回目となるロシアGPが開催。今年からルノーのテスト/開発ドライバーに就任した息子のアルテムは、カルロス・サインツJr.のマシンでFP1に出走し、15番手でセッションを終えた。
24歳のアルテムは今年、F2(GP2時代も含む)で5シーズン目を戦っている。昨年はシャルル・ルクレール(現ザウバー)に次ぐ2位でシーズンを終え、スーパーライセンスを手にした。
彼はこのシリーズにデビューした2013年より一貫してロシアン・タイムというチームでシリーズを戦っている。このチームは、バレリーとも関わりのあるチームで、バレリーから多くの資金が提供されていたと考えられている。
バレリーは、ロシアの国有企業『ロシア鉄道』の主要な土建業者である『1520 Group』の共同所有者でもある。過去にはバレリーがロシア鉄道のブランディングを行ったこともあって、今年のF2ソチのレースでは、アルテムのマシンに1520 Groupのロゴが飾られた。
アルテムは現在ドライバーズランキング5位につけている。彼は来年のウイリアムズの候補となる可能性もあると報道されたが、彼の持つスポンサーシップのパッケージが、今年ウイリアムズからF1にデビューした同郷のセルゲイ・シロトキンのものと適合するかどうかという疑問が生じている。
今回父親が拘留されたことで、アルテムのキャリアにどれほどの影響が生じるかはまだ不明瞭だ。
F2の最終戦は来月末のアブダビだが、彼はその前に日本GP後に行われるピレリのタイヤテストにルノーから参加する予定となっている。
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