ホンダはF1日本GPで、前戦ロシアで初投入した最新仕様のパワーユニット“スペック3”を使用することを明らかにした。
ホンダはアップグレード版の“スペック3”パワーユニット(PU)/エンジンをロシアGP金曜にトロロッソの2台に積んで走らせた。その際に「実戦投入に向けてはPUのマッピングや車体とのマッチングなど、まだいくつか調整を必要とする部分を確認した」ため、土曜日曜には前戦までの仕様のものに戻すという判断を行った。
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新スペックについては十分煮詰めて日本GPに投入することを目指し、ミルトンキーンズのファクトリーでダイナモを使用してテストを行い、トロロッソの協力を得ながら再調整するということだったが、日本GP開幕直前に、ホンダは鈴鹿で最新仕様を使用することを明らかにした。
「今年の日本グランプリは1987年の初開催から30回目、またその歴史の中で初めてホンダが大会の冠スポンサーを務める記念すべき大会となります」と田辺テクニカルディレクター。
「鈴鹿サーキットはそのテクニカルでチャレンジングなレイアウトゆえ、多くのドライバーに愛されてきました。第一セクターのS字コーナーや、ハイスピードで駆け抜ける130Rに加え、年間カレンダーで唯一、8の字型の立体交差を有するなど、ユニークな特徴を持ったサーキットです」
「PUとしては、連続する中速コーナーに対応するためのドライバビリティやエネルギーマネジメントの設定が課題になります」
「レッドブル・トロロッソ・ホンダとして初めての日本グランプリで、ドライバーやチームメンバーはファクトリーを訪れるなど、到着直後から多忙な日々を送っています。今回のレースでは、先週のロシアGPの金曜日に初投入した新型スペックのPUを使用します。チームとして日本のファンの皆さまへのお披露目レースで、トロロッソと一緒に力強い走りを見せられればと思っています」
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