ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、ルノーの来季ドライバーにエステバン・オコン(現レーシングポイント・フォースインディア)を選択しなかったことで批判を受けるのは”フェアではない”と主張した。
来年はルノーへ移籍することを計画していたオコンだが、契約まであとわずかのところでその計画がダメになってしまい、来シーズンはF1に乗れない可能性が高まっている。
当初、ルノーとオコンとの間で移籍について口約束が交わされていたので、オコンのキャリアを支援してきたメルセデスはそれ以降、他の選択肢を切り捨てた。しかしその口約束が実現することはなく、ルノーがリカルドを選択したことで、オコンは今なおF1のチャンスを見つけることに苦労しているのだ。
だがアビテブールは、ルノーがオコンを見捨てたとみなされるのはフェアなことではないと考えている。
motorsport.comの独占インタビューに応じたアビテブールは、「エステバンは現在、非常に不運な環境にいる。その中でも、ルノーは非常に小さな要素だ」と語った。
「我々はひとつの要素ではあるが、ただの小さな要素だ。それを誇張すべきではない。我々は本当に小さな要素だ」
「ドライバーラインアップに関しては、メルセデスの決定を忘れてはならない。フォースインディアの状況や、彼らの状況に関してメルセデスがどのような役割を演じたかということも、忘れるべきではない」
メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは先週、ルノーがメルセデスに対して、オコンとの契約を締結する可能性があるのでオコンとマクラーレンの契約のチャンスを探さないでほしい、という要請をしていたことを明らかにした。
この要請は口約束と同等のものだったが、ウルフはこのような結末になってしまったことにがっかりしたという。
「契約の準備と口約束だけでは、彼(オコン)は他のチームへは行けないということだ。その口約束に基づいて、決断が下されたのだ」とウルフは話した。
「しかし最終的に、決まっていた”合意“が実現することはなかった」
「もしチームや会社の間で重要な物事を決めるのならば、それらは確定するものとして信頼したいと思うだろう」
アビテブールに対し、メルセデスとの”口約束”について尋ねると、彼は「正直、ひとつのストーリーにもうひとつのストーリーを追加することはしたくない。というのも、物事は進み続けているからだ」と答えた。
「おそらくトトは、F1で初めてこういった状況などに苦労しているのだと思う」
「ご存じのように、我々がエステバンに大いに関心を持っていたことや、今後もそうし続けることを決して否定してはいない」
「私に言えることは、サインをした契約はないということだ。そうでなければ、トトからの要求があっただろう。しかしその点に関しては、もう一度言うが、エステバンの将来についてルノーの責任を誇張するべきではない」
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