FIA F2選手権のソチラウンド、レース2が行われ、ジョージ・ラッセル(ARTグランプリ)がレース途中の雨をはねのけ、独走で優勝を飾った。福住仁嶺(アーデン)は7位、牧野任祐(ロシアン・タイム)は11位だった。
前日行われたレース1でソフトタイヤをうまくマネジメントし、17番手スタートから8位となった福住が、ポールポジションからレース2に臨むことになった。
FIA F2|福住仁嶺、ソチのレース2をポールポジションからスタート
気温23度、路面温度25度というコンディションで、21周のレースがスタート。3番手から良いスタートを見せたアントニオ・フォッコ(チャロウズ)が福住に並びかけるが、2コーナーでコースオフ。福住もコースから外れるが、トップでコースに戻った。
続くセクションで2番手を争っていたアレッシオ・ロランディ(トライデント)とニコラス・ラティフィ(ダムス)がクラッシュし、セーフティカーが出動した。この時点で福住の後ろにはジョージ・ラッセル(ARTグランプリ)、セルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)が続いた。
3周目からレースが再開し、福住はトップをキープ。後方では1コーナーでアルテム・マルケロフと牧野が8番手をめぐり、チームメイトバトルをみせたがマルケロフが前を守った。
GP3時代のチームメイトであるラッセルを引き離そうと福住はペースを上げるが、ラッセルにDRSを使われ5周目にトップが交代した。
ラッセルはファステストを叩き出し、福住をDRS圏外に追いやるとそのままギャップを積み上げていった。福住以下はほぼ同じペースだったが、DRSが使えない福住との差をセッテ・カマラが縮め、8周目までにオーバーテイクを成功させた。
後方では、レース1と同様マルケロフが猛チャージ。あっという間に5番手まで浮上した。対して福住はペースが上がらず、レース1ウイナーのアレクサンダー・アルボン(ダムス)、マルケロフにも先行を許すと、10周目の13コーナーではタイヤをロックさせる場面もあり、6番手までポジションを落とした。
すると11周目にニコ・カリ(MPモータースポーツ)がクラッシュ。どうやら雨が降り出してきたようで、12周目にはジャック・エイトケン(ARTグランプリ)がスピンからコース上でマシンを止めたため、バーチャルセーフティカー(VSC)が出動した。
上位勢はスリックタイヤで走行を続けるが、雨は強まるばかり。フォーメーションラップでの違反で10秒のストップ&ゴーペナルティを取られ、最下位に落ちていたランド・ノリス(カーリン)は、VSC終了間際にいち早くピットに飛び込みウエットタイヤを装着した。
レースが再開されると、トップのラッセルを含め耐えきれずピットに入ってくるマシンが続出。一方、フォッコやルイス・デレトラのチャロウズ勢、ルカ・ギオット(カンポス)がステイアウト。しかし、スリックタイヤではコースに留まるのも難しいコンディションとなり、ウエットタイヤに交換したマシンの猛追になすすべなく、フォッコとデレトラはポジションを落としていった。
ライバルより早くタイヤを交換し、少しずつポジションをあげていたノリスだったが、他車からの接触を受けてゲームオーバー。チャンピオン争いの中で手痛い2レース連続ノーポイントとなった。
レース終盤はマルケロフとニック・デ・フリーズ(プレマ)の4番手争いが白熱。しかしここはデ・フリーズに軍配が上がった。
ファイナルラップを7秒以上のリードで迎えたラッセルは、慎重に走りきりトップチェッカー。今季6勝目をあげ、タイトル争いのリードを45ポイントまで広げ、圧倒的に優位な立場に立った。またこれで、ノリスのタイトル獲得の可能性が消滅した。
2位はセッテ・カマラ。ファイナルラップまでセッテ・カマラに迫ったアルボンは3位となった。
福住はなんとか7番手に踏みとどまりポイントを手にしたものの、ポールポジションスタートだったことを考えると、悔しい結果に。牧野は途中8番手につけていたものの、ウエットタイヤへの交換時にタイムロスがあったか、11位でレースを終えた。
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