ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、レッドブルのパワーユニット(PU)のバージョンダウンは事前に合意されたプランの一部であり、ルノーへの批判を繰り返すマックス・フェルスタッペンは今のマシンに集中するべきだと苦言を呈した。
今週末のロシアGPで、レッドブルはイタリアGPから使用していたスペックCと呼ばれるパワーユニット(PU)をスペックBへとバージョンダウンし、グリッド降格ペナルティを消化することを決定した。
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これについてフェルスタッペンは、スペックCのPUはメキシコやブラジルといった標高の高いサーキットでは走れないと、信頼性のリスクが高いことが原因だと述べていた。
アビテブールは、このPU交換はレッドブルがリクエストしたエンジンプランの一環だったと明かし、最新仕様のスペックCが標高の高いサーキットで通常以上に苦しむことはないと、フェルスタッペンのコメントを否定した。
「どんなエンジンも、高所ではパフォーマンスが良くなくなる」とアビテブールは語った。
「しかし、我々がこれまで見てきたようなパワー向上は、メキシコのようなトラックでも同じように得られるはずだ」
「だからそういったコメントには同意できないし、全体的にマックスはマシンに集中するべきだと思う」
「我々はドライバビリティに懸念を持っているため、マックスのマシンに導入されたエンジンが全てのレースで有用だと言えないことは分かっていた」
「スペックBへと変更することが決定されたが、それはレッドブルのエンジニアリング部門と合意した計画によるものだ」
ルノーは、スペックCのPUを運用するのにはリスクがあることを明かしており、実際にワークスチームは今季中にスペックCを使用しないことを決定している。
アビテブールはいつも通り単純に、全ての利害関係者、特にレッドブルと事前に合意したプランを実行しているに過ぎないと話し、次のように付け加えた。
「スペックCは素晴らしい前進だ。レッドブルの誰もが、パワーの面で明確に進歩したと認識している」
「それには、確かに一定の制限がある。だから、新しいスペックBのPUを導入するのはプランの一部だった」
「パターンという意味では珍しいことだが、特にレッドブル側のリクエストにより、事前に合意された計画なのだ」
レッドブルはシンガポールGPではスペックCのドライバビリティに苦しめられた。それは特にFP1で顕著だったが、問題は予選まで続いた。
アビテブールは、フェルスタッペンについて「非常に要求が厳しく、口も出してくるドライバー」だと評し、そのチームメイトであるダニエル・リカルドの方がこれらの問題に対してよりうまく対処する方法を見出していたと主張した。
「ダニエルは、シンガポールのFP1でエンジンの限界を引き出すために、いくつかの回避策を見つけていた」
「ただ、シンガポールでふたりのドライバーに優れたドライバビリティを与えるべく、我々がもっと良い仕事をすべきだったという事実は消えない」
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