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ST-Xクラス、99号車Y’s distraction GTNET GT-Rが最終戦を待たずにタイトル決定|スーパー耐久第5戦

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ST-Xクラス、99号車Y’s distraction GTNET GT-Rが最終戦を待たずにタイトル決定|スーパー耐久第5戦

 ツインリンクもてぎで行われたスーパー耐久第5戦。ST-Xクラスで重たいウエイトハンデを背負いながらも、安定した走りで3位を獲得した#99 Y’s distraction GTNET GT-Rが早々に今季のシリーズチャンピオンを決めた。

 今回はレギュラーの浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗の3人に加えて、Sun ZhengがバックアップとしてDドライバー登録し参戦した。

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 今シーズンはすでに2勝を挙げ絶好調の#99 Y’s distraction GTNET GT-R。今回のレースで4位以内に入ればチャンピオン決定だったが、ウエイトハンデが50kgと非常に重いため、予選から思うような走りができなかったという。

 その中でも決勝レースでは着実に周回を重ね、一時トップに浮上。最終的にウエイトハンデが軽い2台に先行され、3位でのチェッカーとなったが、最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを確定させた。

「コース上で自分たちが一番速くないのはわかっていましたが、予選でも悔しい思いをしましたそれはクラストップハンデを積んでいるということで勲章だと思いました。今年はそういう中でも、レースで取り返してきて、今日もあわよくば勝てるんじゃないかというくらい力強いレースができました」

 そう語った星野は、チャンピオン獲得をテーマとして掲げてきたシーズンで、キーポイントとなるレースでしっかり勝てたことが大きかったと語った。

「今年はシリーズチャンピオンを獲得することをテーマにしてきて、開幕戦の鈴鹿でノーウエイトのガチンコ勝負で優勝できたというのは自信になりました。あと、一番のハイライトは24時間だったと思います。チームもドライバーもミスなく、トラブルなく乗り切ることができて、あそこで勝てたというのが今シーズン一番強かったということの証明だと思います」

「トップハンデの中で、3位で終えられたというのは胸を張って、年間で一番強かったというのを今日証明できて、本当に嬉しかったです」

 今年もチームの主軸メンバーとして、ロングスティントを担当することも多かった藤波は、最終スティントで悔しい場面はあったとのことだが、チャンピオン獲得のために我慢の走りに徹し、見事ミッションを完遂した。

「ドライバーとしては(前に)行かせたくない気持ちは強かったですが、チームのためのことを考えると、着実に行かなきゃいけなかったです。とにかく、チャンピオンが獲得できて本当に嬉しいです」

「チームのみんなも本当に頑張ってくれて、昨年は僕自身もミスが多くて本当にひどい状態で、それをリベンジできたことが何より良かったです」

 今季からチームに加入したジェントルマンドライバーの浜野も、ST-Xクラスでのタイトル獲得を喜んでいた。

「嬉しいの一言に尽きます。でも、その嬉しいの中にもこのチームに入って7ヶ月間、自分の中で努力した部分もありますが、チームが本当にいいクルマを用意してくれて、星野選手も藤波選手も色々教えてくれて、本当にいい環境で乗ることができました」

「それに対して僕もミスができないという気持ちでやっていて、本当にチームがひとつになっていたので、ここまで結果が残せました」

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