現在フェラーリの開発ドライバーを務めるダニール・クビアトは、来季トロロッソ・ホンダの有力候補のひとりであるとみられている。
かつてトロロッソからF1デビューを果たしたクビアトは、順調にキャリアを進み、レッドブルのレギュラードライバーに昇格した。しかしミスが度重なったことにより、トロロッソに降格。さらに昨シーズン途中には、レッドブルの育成枠から解雇されてしまった。
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そのためクビアトは、今季からフェラーリの開発ドライバーを務めることになった。
しかしそのクビアトにはチャンスが巡ってきた。レッドブルの育成ドライバーが不足したことで、現時点では来季のトロロッソ・ホンダのシートが、ふたつとも空いた状況になったのだ。そのため、クビアトがトロロッソ復帰を果たす可能性が高いと言われている。
そのクビアトのマネジメントを、ニコラス・トッドが務めていることが分かった。彼は現在のFIA会長であるジャン・トッドの息子であり、来季からフェラーリに加入することが決まったシャルル・ルクレールのマネージャーも務めている。
「過去数カ月、ダニールのレースキャリアをマネジメントしてきた」
トッドはそうmotorsport.comの取材に語った。
「私は、彼のような才能を手助けすることを熱望している。私の意見では、彼はF1でやり残した仕事がある」
クビアトのトロロッソへの復帰は、まだ確認されていない。しかしながらパドックの情報源によれば、すでに契約は完了しており、そのためにクビアトはもうフェラーリでの実務は行っていないという。
なおレッドブルは、一度は解雇したクビアトを再び呼び戻すことに、満足しているようだ。なぜならレッドブルは、クビアトは一度F1から離れたことによって、成長しているはずだと考えているからだ。
「彼はより成熟していると言うべきだろう。しかし、我々とトロロッソは、急いでいない」
レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、motorsport.comに対してそう語った。
「我々のドライバーの問題は、解決することになるだろう。我々には、候補としてたくさんの名前があるのだ」
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