アラゴンGPの予選でポールポジションを獲得したドゥカティのホルヘ・ロレンソは、予選Q2では各ライダーがスリップストリームを利用しようとしてコース上で集団が出来上がってしまったことを批判し、”まるでMoto3のレースやツール・ド・フランスのようだ”と述べた。
予選Q2の終盤、多くのライダーが前を走るライダーの背後にぴったりとついて、アタックを行っていた。このような集団でのアタックはしばしばMoto3の予選でよく見られる光景だ。しかし前のライダーのトウ(スリップストリーム)を利用しようとしてコース上であまりにもスピードを落としすぎると、ペナルティの対象となる。
アラゴンGP予選:ロレンソ圧巻3戦連続PP。中上Q1突破し12位
最高峰クラスでも同様のペナルティが適用される光景を見たいと思うかと問われたロレンソは、「僕の意見としては、トラック上で長い間(他のライダーを)待っている人にはペナルティを科す必要があると思う」と答えた。
「僕たちはMotoGPクラスにいて、大きなバイクに乗っている。理論的には、MotoGPにはベストなライダーがいる。(他のクラスのライダーより)経験もあるんだ」
「でも今日は、僕らはMoto3かツール・ド・フランスかのような予選を見た。僕はMotoGPではこのようなことになるべきではないと考えている。Moto3でもこうなるべきではないが、MotoGPではなおのことそうだ」
またLCRホンダのカル・クラッチローは、ライダーたちがマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)とアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に食らいつこうとしていたので、このような展開の予選になったと考えている。
「数人のライダーの名前を挙げるとしたら、ドヴィ(ドヴィツィオーゾの愛称)はマルクが自分の後ろにつくことを嫌ったし、マルクはドヴィが後ろにつくことを嫌がった」
「(スズキのアンドレア)イアンノーネはドヴィかマルクの後ろにつこうとした。また(プラマック・ドゥカティのダニーロ)ペトルッチも彼らの後ろを走ろうとした。だがロレンソはそういうことをしていなかったようだ。彼は自分ひとりでラップタイムを出した」
「他にも(スズキのアレックス)リンスなどもひとりではラップタイムを出すことができなかった。だから彼らは誰かの後ろを走りたがった」
「僕はひとりでタイムを出す方がいい。もし自分の前を走る誰かと一緒にタイムを出すのなら、自分が何をするのかということではなく、誰か他のライダーを探すことを考えなければいけない」
しかしクラッチローは、この状況が”危険”だったとは考えておらず、マルケスとドヴィツィオーゾもこれがペナルティに値するとは考えていない。
マルケスは「レースはこういうものだ」と主張し、ドヴィツィオーゾは「難しい状況だ。今日起きたことは限界に達しているけれど、誰かを罰することはない」と語った。
ライダーたちは、予選Q1でもトウを使える場所を探しており、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)とフランコ・モルビデリ(マルクVDS)は、バックストレート先のブレーキング中にブラッドリー・スミス(KTM)を妨害したと判断され、グリッドペナルティを科された。
「Q2で見たものはレースの一部だったけど、Q1で目にしたものは危険なものだったと思う」とスミスは話した。
「ライダーが僕の方へ寄せてきた時はフラストレーションを感じたけれど、これもゲームの一部だ」
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