ヴァージン・レーシングは、アウディとパワートレインの供給契約を締結し、アウディのカスタマーチームとしてフォーミュラEを戦うことが明らかになった。ヴァージンとアウディの契約は、”複数年”だという。
ヴァージンは、シーズン4(2017/18年)までの3シーズンにわたってDSオートモビルズのパワートレインを使用していた。しかし今年の12月に開幕するシーズン5(2018/19年)より、アウディのパワートレインを搭載した『Audi e-tron FE05』を使用することが決定した。
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今年の初めにヴァージンは、再生可能エネルギーとテクノロジーを取り扱う中国企業『Envision』にチームの大部分を売却していた。
ヴァージン・レーシングのマネージングディレクターであるシルヴァイン・フィリッピは、次のように話した。
「7勝を挙げ、19回ポディウムを獲得するという素晴らしい4シーズンを過ごし、DSオートモービルズとのパートナーシップは成功を収めた。そして我々はフォーミュラEの次の世代に向けて、新たな方向に進むことを選択した」
「ヴァージンの主要事業にはクルマの製作は含まれていないので、OEMのパートナーシップを結ぶことは我々の意図していたところだった」
「アウディ・スポートと共にドライブをすることは、チームオーナーであるEnvisionにとっての最優先事項だった。グリッドの上位を争い続けることができると確信するためにも、これはパーフェクトなパートナーシップだと感じている」
このヴァージンとアウディとの契約は、フォーミュラEにおいてアウディが初めて締結したカスタマー契約となる。
アウディが製作したマシンは、彼らのワークス体制の初年度であったシーズン4において最も効率の良いマシンだと考えられていた。だがシーズン序盤は信頼性の問題が相次ぎ、大きく遅れをとった状態からチャンピオンシップを争わなければならなかった。
しかしアウディは、最終的にわずか2ポイント差でテチータを下し、チームタイトルを獲得した。そのテチータは、シーズン5を前にDSオートモービルズと契約を結び、チーム史上初のワークス体制で新シーズンを戦うことが決まっている。
アウディ・モータースポートの代表であるディーター・ガスは、「フォーミュラEの新しいシーズンにおいて、ヴァージン・レーシングと協力して4台のAudi e-tron FE05を走らせて、ポイントやトロフィーを争うことができることを嬉しく思っている」と語った。
「レースパフォーマンスにおいても、トラック外での活動においても、フォーミュラEの創設以降、このチームはシリーズにおけるキープレイヤーだ」
「このおかげで、ヴァージン・レーシングが我々のパワートレインを使用するという選択は、特別に嬉しいものとなった」
「またこの信頼関係は、我々のエンジニアが開発パートナーであるシェフラーと協力して素晴らしい仕事をしているということを裏付けた」
昨シーズン、ヴァージンはサム・バードとアレックス・リンを起用しており、バードは最終ラウンドまでタイトル争いを演じた。なおシーズン5のマシンのカラーリングやドライバーラインアップは、10月5日(金)に発表する予定だという。
アウディから支援を受けており、DTM(ドイツツーリングカー選手権)にも参戦しているオランダ人のレーシングドライバー、ロビン・フラインスは、リンに代わってフォーミュラEに参戦するのではないかと見られている。
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