スポーツランドSUGOで開催されているスーパーGT第6戦。GT500クラスは山本尚貴がコースレコードを更新する速さをみせ、#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)がポールポジションを獲得した。
予選開始時のサーキットは気温23度、路面温度25度というコンディション。GT300クラスのQ1で赤旗中断があった影響で、GT500クラスのQ1は予定より22分遅れの14時52分からとなった。
SUGO公式練習はドライからウエットへ。100号車レイブリックNSXが首位|スーパーGT第6戦
公式練習中に降った雨も止み、路面はほぼドライという状況。10分間で争われるQ1がスタートすると、#39 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン)が真っ先にコースイン。少し間隔を開けながら各車がアタックへ向かった。
各車が少しずつペースを上げながらタイヤのウォームアップを進めていき、セッション時間が残り3分を切る頃に本格的にアタック開始。コバライネンや#8 ARTA NSX-GT(伊沢拓也)、#12 カルソニック IMPUL GT-R(ヤン・マーデンボロー)が続々と1分11秒台を記録した。
しかしコバライネンは続く周回のSPアウトコーナーでコースオフしてしまいバリアに接触、赤旗が掲示された。この時点でトップはマーデンボローの1分11秒043。2番手には伊沢がつけた。3番手はコバライネンだったが、赤旗の原因を作ったとしてラップタイムが抹消された。
続く#6 WAKO’S 4CR LC500のフェリックス・ローゼンクヴィストは1分12秒台。5番手以下のベストラップは1分14秒台までと、多くのマシンが本格的なアタックラップに入る前というタイミングでの赤旗となってしまった。
残り走行時間2分45秒から走行再開。1分11秒台のタイムが出せている2台とクラッシュした#39 DENSO KOBELCO SARD LC500以外の全車がアタックへ向かった。
急いでタイヤを暖め、1チャンスで大きくタイムを上げたのは#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)。1分11秒021でマーデンボローのトップタイムを更新。#100 RAYBRIG NSX-GTのジェンソン・バトンもアタックをまとめ、3番手とした。
Q2進出を巡る争いは土壇場でタイムを上げた#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が8番手にポジションアップ。ポイントリーダーの#1 KeePer TOM'S LC500(平川亮)は0.017秒差で9番手と、Q2進出圏内からはじき出されてしまった。
そのほか、#36 au TOM’S LC500(中嶋一貴)やローゼンクヴィスト、#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(千代勝正)、#64 Epson Modulo NSX-GT(松浦孝亮)がここで敗退となった。
続くQ2では、#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹)が最初にピットを離れた。#19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資)、#38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路)が続いてコースインしていった。
最初に本格的なアタックに入った#8 ARTA NSX-GTの野尻智紀が、いきなり1分10秒352をマーク。2016年に大嶋和也(#6 WAKO’S 4CR RC F)が記録した1分10秒516を上回った。
これで野尻がポールかと思われたが、続いて佐々木が1分10秒286、#100 RAYBRIG NSX-GTの山本が1分10秒248と相次いでコースレコードが更新されていった。
結局、山本のタイムを脅かすものはおらず、予選終了。80kg相当のウエイトを積むランキング3位の#100 RAYBRIG NSX-GTが、コースレコード連発の予選を制してポールポジションを獲得した。山本にとってはキャリア2度目のポールポジションを手にした。
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