セバスチャン・ブエミが、シンガポールGPに来ていた。ブエミは1週間前の9月5日に、イタリア・ファエンツァにあるトロロッソのファクトリーでシートフィッティングを行ったばかり。その様子は、トロロッソがチームの公式ツイッターで以下のように紹介している。
pic.twitter.com/aSkTpZDYHy
「Ciao Seb! Our reserve driver stopped by earlier today for another seat fit」
「こんにちは、セブ。私たちのリザーブドライバーがシートフィッティングのために今朝やってきました」
ブエミによれば、「シートフィッティングは、トロロッソから連絡が来て、行っただけ。F1に復帰するのかどうかは、僕にはわからない」と語っている。
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トロロッソ・ホンダは、すでにピエール・ガスリーの2019年レッドブル移籍が決定しており、ブレンドン・ハートレーの残留は未定だ。つまり、少なくとも1つは空きがある状況で、場合によっては2つともドライバーが入れ替わる可能性もある。
そこで注目されているのが、かつてトロロッソでF1を戦い、現在レッドブルとトロロッソのリザーブドライバーを務めているブエミだ。
ブエミは2009年にトロロッソからF1にデビューし、いきなり開幕戦のオーストラリアGPで7位に入賞したが、その後、その成績を上回る結果を残せないまま、2011年シーズンを最後にF1の表舞台から姿を消した。
しかし、ブエミの真価はその後、発揮される。
■セバスチャン・ブエミとブレンドン・ハートレーの違い
2014年には世界耐久選手権でトヨタに初のチャンピオンをもたらし、2015-16年のフォーミュラEではルノー・e.DAMSを駆ってチャンピオンに輝いた。そして、2018年のル・マン24時間では、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソとともにトヨタの総合初優勝に大きく貢献した。
世界耐久選手権からの復帰という点では、ハートレーと似たような経歴を持つブエミ。ハートレーがなかなか結果を残せずに苦戦している姿を見ていると、ブエミの起用には若干の不安を覚えるのは当然だ。
しかし、ハートレーとブエミには、似ているけれども、決定的に違う点がある。それはすでにブエミはトロロッソで、ある程度の実績を残しているということだ。3シーズンのうち、2シーズンはチームメイトに選手権ポイントで上回っていた。
リザーブドライバーというのは、何らかの理由によってレギュラードライバーが、走行できなくなったときにその代役を務めるドライバーのことで、最近では2016年のオーストラリアGPでクラッシュしたフェルナンド・アロンソの代わりに、マクラーレンがストフェル・バンドーンを起用した例がある。
ただし、レギュラードライバーに何も起きなくとも、リザーブドライバーが登場する可能性がないわけではない。昨年のマレーシアGPでダニール・クビアトの代役として、トロロッソからF1にデビューしたガスリーもリザーブドライバーだった。
ブエミによれば、「リザーブドライバーだったが、今シーズン、F1に来るのは今回が初めて」だという。つまり、ここにきて、急にブエミにスタンバイの声がかかったことになる。そのことを知っているのかどうかはわからないが、ブレンドン・ハートレーはこう語っている。
「僕に必要なのは、結果だ。ポイントを獲得しないとね」
シンガポールGPはトロロッソ・ホンダにとって、相性のいいサーキット。ハートレーにとっては真価が問われるグランプリとなる。
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