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TCR UK:第6戦クロフト、独走王座に「待った」。開幕6連勝のダン・ロイドが未勝利に

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TCR UK:第6戦クロフト、独走王座に「待った」。開幕6連勝のダン・ロイドが未勝利に

 2018年にスタートした新たな国内選手権、TCR UKの第6戦クロフトが9月8~9日に開催され、この新設シリーズで開幕6連勝を決め、シリーズ全勝の勢いを見せていたWCR(ウエスト・コースト・レーシング)のダン・ロイド(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)がまさかの失速。レース1はチームメイトのアンドレアス・バックマン(ホンダ・シビック・タイプR TCR)が、レース2は選手権ライバルのオリー・テイラー(FK8ホンダ・シビック・タイプR TCR)が勝利し、最終戦を前にタイトル争いに黄色信号が灯っている。

 このクロフト戦を前にシリーズを席巻してきたWCR陣営は、TCR UKに参戦するロイド、アンドレアス&ジェシカのバックマン兄弟と、フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRの3台体制を敷いてきたが、同週にSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権の第5戦が開催されることを受け、WCRからSTCCに参戦するフレデリック・エクブロムのために、そのうち1台のゴルフをノルウェーへと空輸。

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 その代替マシンとして、TCR UKのシーズン前半戦でショーン・ウォーキンショーがドライブしていたFK2型ホンダ・シビック・タイプR TCRをレンタルし、アンドレアス・バックマンをシートに座らせる綱渡りのエントリーとなった。

 すると、そのアンドレアスは初乗車のシビックを駆り、雨絡みの予選で初のポールポジションを獲得する快走を披露。そのままドライとなったレース1でも勝利を飾る離れ業を演じて見せた。

「今回の決定はとても遅くなってしまい、その分だけ少し混乱があったけど、シビックに乗れるのは僕にとって本当に新しい経験だった」と、初ポールから初優勝を飾ったアンドレアス。

「(ゴルフGTIとは)ハンドリングもパワーの出方も全く異なっていて、予選ではその上さらに雨量の多い状況からドライに変化する難しいコンディションだったから、最初はどうなるかと思っていた。でも走れば走るほど、このクルマは僕に手応えと自信をフィードバックしてくれたんだ」
 一方、選手権リーダーとしてクロフトに臨んだロイドは、予選でまさかの4番手に留まると、スタートでも気負いからホイールスピンを喫し、僚友ジェシカ・バックマンにもかわされ5番手にドロップ。

 その後もBTCC経験者のベテラン、スチュワート・ラインズ(セアト・クプラTCR)攻略に5周を擁し、なんとか3番手に浮上すると、ようやくシリーズ争いの直接的ライバルであるテイラーとの一騎打ちに。

 ファイナルラップのヘアピンでテイラーがワイドになり、ここぞとばかりインを伺ったロイドだったが、立ち上がりでサイド・バイ・サイドになった2台はアウト側のテイラーがわずかに優位を保ち、そのままコンマ6差でフィニッシュ。2位テイラー、3位ロイドの表彰台となった。

■レース2ではロイドがまさかのリタイア

 続くレース2は前日予選セッションの"セカンドベストタイム"でのグリッド順となり、スタートはそのテイラーがポールシッターに。対するロイドは7番手からと、精神的な重圧がのしかかるグリッドポジションからのレースとなる。

 快適な視界を活かして首位を守り抜き、ライト・トゥ・フラッグで今季2勝目を挙げたテイラーに対し、ロイドはシケインへの進入で縁石に深く入りすぎ、そのままグラスエリアにコースオフ。この時点で異変を感じたロイドは結局エキゾーストにダメージを負い、そのままマシンを止めることに。

 これでロイドは今季初リタイアを喫し、一時100ポイント以上開いていたランキングは選手権首位ロイドの433点に対し、2位のテイラーが402ポイントと、わずか31ポイント差にまで縮まり、10月13~14日の最終戦ドニントンパークを迎えることとなった。

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