岡山国際サーキットで行われたスーパーフォーミュラ第6戦。当初は悪天候で決勝レースが中止という可能性もあったが、最終的に34周に渡ってレースを行うことができた。
これについて、日本レースプロモーション株式会社の倉下明社長は何とかレースをセーフティカー先導だけで終わらせないように尽力した関係者に感謝していた。
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今回の第6戦岡山ラウンドは、秋雨前線の影響で決勝日はレースができないほどの大雨になることが予想されていた。このため、パドック内でも「レースは無理ではないか?」という声が多数上がっていた。
予定より1時間遅れて始まった決勝レースは、雨量が多くセーフティカー先導でスタート。6周を終えたところで赤旗が出され、天候回復を待って55分にわたって中断された。さすがにレース続行は難しいかと思われたが、16時10分にレースが再開され、34周でレースタイムの上限である70分を迎え、チェッカーフラッグが振られた。だが、当初の周回数の75%を満たなかったため、選手権ポイントは半分のみ対象ドライバーとチームに付与される結果となった。
もし今回も中止となれば、第2戦オートポリスに続いて今季2度目の決勝中止。全7大会のうち2大会で決勝レースができなかったという事態はなんとしても避けたいという思いは、土曜日の段階から倉下社長も語っていた。
その中で、当初の半分のレース距離ではあったが、無事にレースを開催できたことについて、倉下社長は競技団の判断が素晴らしかったと絶賛した。
「正直、関係者の中でも今回の天候予測をみて『レースは無理なんじゃないのか?』『中止にするのであれば、早くジャッジした方がいいのでは?』という声もありました」
「今朝、いろいろな可能性を探って、議論をしました。その中で、例えばN-ONE OWNER’S CUPとスーパーフォーミュラの決勝を入れ替えるとか、個人的にはいろいろな思いや考えもありました」
「でも、競技団の皆さんが一生懸命レースを成立させようと頑張っているのだから、この人たちを信じて、任せようと思っていました」
「その結果、本当にいい判断だったと思います。競技団の皆さんの“スーパー・ファイン・プレイ”だったと私は思います。本当に感謝しています」
また倉下社長は途中の赤旗中断の判断は正しいものだった語った。
「あそこの赤旗という判断は正しかったと思います。理由としては、赤旗中断の時間はレースタイムの70分に含まれないです。(セーフティカー先導を続けて)無駄にレースタイムを費やすよりかは、赤旗中断にして(レースができる)タイミングを見定めた方がいいと思っていました」
岡山ラウンドといえば、2016年の第2戦で同じように悪天候の中セーフティカー先導でレースがスタートしたが、8周で赤旗終了。実際に順位争いをするシーンがないままにレースが成立してしまった。
そういった経験も踏まえて、今回はレースができる可能性を最後まで探っていこうという話が出ていたという。そして、各関係者の英知が組み合わさっての結果に、重ね重ね感謝の気持ちを述べていた。
「2年前の岡山大会でレースができなかったことがありました。今回は土曜日から我々のレースディレクターと3つのことについて確認し合いました。それは『レースを成立させるためだけに、セーフティカー先導だけで何周かして終わるのはやめよう』、2つ目が『セーフティカー先導でスタートする以上、“レースをやれる可能性があるという判断をする”これを必ず確認しよう』、そして『レースをするということは安全性がしっかり担保されている状態ということ』、これらを再確認して競技団の皆さんと話すようにしていました」
「またヨコハマタイヤタイヤさんからも貴重な意見をいただいたりして、本当に皆さんの英知が組み合わさって、今日の結果になりました。本当に関係者の皆さんには感謝しています」
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