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スポーツ 2018.9.9

最後まで見たかった! 関口雄飛と小林可夢偉、抜きつ抜かれつの雨中の壮絶トップバトル【スーパーフォーミュラ第6戦岡山決勝】

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 全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の決勝レースが9月9日、岡山国際サーキットで行われ、セーフティカー先導によるスタートからレース中断、そして合計3度のセーフティカー導入を経て、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が今季初優勝を飾った。

 前日に行われた予選同様、決勝日も天候には恵まれなかった。午前中に行なわれたフリー走行では完全なウエットコンディションのなか行われ、開始5分過ぎには塚越広大(REAL RACING)がモスSでクラッシュ。塚越はセッション終了後にエンジン交換を行ったため10グリッド降格のペナルティを受け、7番グリッドから17番グリッドスタートとなっている。

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 雨による影響はタイムスケジュールの変更にまで及んだ。当初は荒天を鑑みて決勝レースのスタート時間を10分早め13時55分開始とアナウンスされていたが、その後の天候の変化によりさらにスケジュールが変更。最終的には14時55分スタートとなっている。また、周回数も当初予定されていた68周から54周に減算され、最長レース時間も70分と定められた。

 スタート進行が始まるころには雨は弱まっていたが、スタート時間が近づくにつれ再び雨模様に。14時55分のレーススタート直前に、セーフティカー先導によるスタートとなることが宣言された。

 セーフティカー先導により、各車予選で獲得したグリッド順に隊列を組んで淡々と周回を重ねていく。スタート時にはナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)が発進できず一時グリッド上にとどまっていたが、すぐに最後尾に着く形でマシンをスタートさせている。

 天候の回復を待ちながらセーフティカーランで周回が重ねられていたが、7周目でレッドフラッグが提示され、レースは赤旗中断となった。各マシンは再びグリッド順に並び、レースの再開に向け待機する。

 ダブルヘアピン付近に大きな川ができるなど、コースコンディションはかなり厳しい状況だった。赤旗中断中にインタビューに答えた小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)などドライバーは口々に視界の悪さを訴えていた。

 その後、16時10分からレース再開がアナウンスされ、約55分の赤旗中断を経て、残り時間51分で再びセーフティカー先導でレースが再開。映像上では、各車が上げる水しぶきが少なくなったように見られた。

 約10分間にわたりセーフティカーランが続いたが、12周目を数えたところでついに、実質のレーススタート。するとすぐに2番手の可夢偉が一気にトップの関口に迫る。

 可夢偉はセーフティカーランが明けてすぐさまオーバーテイクシステムを使い、トップの関口の背後につけると、そのままテール・トゥ・ノーズでオーバーテイクのチャンスを伺う。

■可夢偉、セーフティカーラン明けすぐに関口からトップを奪取

 13周目の1コーナー飛び込みで、可夢偉は関口に並びかけるが関口を交わすには至らない。さらにダブルヘアピンの立ち上がりでは可夢偉と関口のラインが交錯し、関口のマシンのテールと可夢偉のマシンのノーズが接触するアクシデントが発生。可夢偉はこの接触により、ノーズ先端にダメージを受けたが、両者ともにそのまま走行を続けている。

 可夢偉はその先の最終コーナー、マイクナイトコーナーで関口のインに入りオーバーテイク。ついにトップに浮上した。そこからの可夢偉はペースを上げ、1分29秒台のタイムを連発。19周を終えるころには2番手の関口に対し、約7秒の差を築いた。

 レース時間残り約20分、23周目に後方から追い上げを見せていた福住仁嶺(TEAM MUGEN)が9番手の山本尚貴(TEAM MUGEN)、10番手の大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)に迫る。

 福住は予選でQ1開始直後にコースアウトを喫し、18番手という不本意な結果で終えていたが、一気にポジションを上げ10番手を争うところまで追い上げていた。ここにトム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)が加わり、激しいポジション争いを繰り広げられる。

 福住は23周目の最終コーナーで大嶋の背後に迫るも、大嶋がイン側のラインを締めてガード。そのバトルの隙をつき、福住のインに入ったディルマンだったが、福住のマシン右側とディルマンのマシン左側が接触。ふたり同時にスピンを喫した。レース後、ディルマンはコントロールタワーに呼ばれることになった。

 福住はコースに復帰したものの、ディルマンはノーズが脱落してしまいここでマシンを降りた。このアクシデントにより再びセーフティカーが導入された。

 27周目、レースリスタート。ローリングスタートで可夢偉はぎりぎりまで加速を遅らせ、2番手につける関口の加速タイミングをずらし抜群のスタートを切る。関口を引き離しかかっていた可夢偉だったが、なんと、ダブルヘアピンの立ち上がりでオーバーラン。可夢偉はすぐさまコースに復帰したが、関口にトップを明け渡すことになった。

 一方、後方から大幅にポジションを上げていた福住は山本を交わし10番手にまで浮上していたが、31周目にバックストレート手前のアトウッドコーナーでスピン。マシンがコース上にとどまったままだったため、残り時間4分でこのレース3回目のセーフティカーが導入された。18番グリッドから猛烈な追い上げを見せた福住。マシンを降りると座り込み、うなだれる姿が映像に映し出されていた。

 このセーフティカーランが導入されたのは奇しくも可夢偉が再び関口の背後に迫り、襲い掛かるかと思われたタイミング。アトウッドの進入で可夢偉はオーバーテイクシステムを点灯させて関口のインに入ったかというところで、イエローフラッグに阻まれることに。関口と可夢偉の最後のトップ争いは惜しくも展開されることなく、セーフティカーランのまま70分間の最長レース時間を迎えてチェッカーとなった。

 最終的に関口がトップのまま優勝を飾り、2位には可夢偉、3位には平川が入った。タイトル争いを展開するキャシディは5位、石浦は8番手スタートからひとつ順位を上げて7位で両者ともポイントを獲得。山本は終始苦戦し、10番手とポイント圏外でレースを終えた。

 今大会ではレース距離の75%が周回されなかったため、加算されるのはハーフポイント。手元の集計ではキャシディが29ポイントでランキングトップ。石浦が25ポイントで2番手に浮上し、山本で今回ポイント獲得ならず24ポイントで3番手に後退している。

 雨による難しい路面コンディションと複数のスケジュール変更にレース中断、さらにその後のレース中には2回のセーフティカーが導入されるなど、大荒れのレースのなかでも見ごたえあるバトルが繰り広げられた第6戦決勝レースとなった。

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