ホンダの育成ドライバーであり、今シーズンはBWTアーデンからFIA F2に参戦する福住仁嶺は、先週末の第10戦モンツァで同じホンダの育成ドライバーである牧野任祐(ロシアン・タイム)がF2初優勝を飾ったことが”心に重くのしかかった”と振り返り、自信を取り戻さなければならないと語った。
昨年はARTグランプリからGP3に参戦し、ランキング3位でシーズンを終えた福住。今年はF2にステップアップを果たしたが、まるで悪夢のようなデビューシーズンを過ごしている。
F2初優勝の牧野任祐にチームも感銘「レースごとに確実に成長している」
福住は現在ランキング18位となっており、今シーズンの最上位はハンガロリンクのレース2での6位だ。チームメイトのマキシミリアン・ギュンターはランキング13位で、彼の所属するBWTアーデンは今年、大半のレースでペースを見出すことに苦戦している。
ホンダは、F1で日本人ドライバーを起用したいという意志を明らかにしている。レッドブルアスリートでもある福住は、早ければ2019年のトロロッソのドライバー候補となる可能性もあった。
しかし現時点では、福住はフリー走行出走に必要なスーパーライセンスポイントを満たしてはいるものの、F1のスーパーライセンス獲得には届かない。
彼は2016年から海外でレースをしているが、一方の牧野が海外でのレースに参戦したのは、F3ヨーロッパ選手権に出場した昨年が初めてのことだった。
また福住は2シーズン参戦したGP3でピレリタイヤを使用した経験を持っているが、牧野がF3ヨーロッパ選手権で使用していたのはピレリよりも耐久性に優れたハンコックのタイヤで、ピレリを使うのは今年が初めてだ。
モンツァのレース1では、上位のドライバーがスーパーソフトタイヤでレースをスタートする中、牧野はミディアムタイヤを履いて14番グリッドからスタートした。多くのドライバーがレース序盤にタイヤ交換を行う中、彼はオープニングラップで素晴らしい走りを見せて5周目にはトップに浮上した。牧野は残り3周の時点でタイヤ交換を行い、2番手を走っていたチームメイトのアルテム・マルケロフの前でトップチェッカーを受けた。
14位でモンツァのレース1を終えた福住は、牧野の優勝について「もちろん、その晩はとても厳しかったです。僕の心には重くのしかかりました」と話した。
「タダ(牧野)のことは気にしないようにしているし、僕はドライバーとして最大限のことをしようとしています。それがレースウィークの僕の仕事です」
「今後に向けて、僕は自信を取り戻さなければなりません」
「でも現時点では(自信を取り戻すために何をすべきなのか)わかりません」
「それから、もう一度楽しみを見出す必要があります」
BWTアーデンは、今年のレースの中でも特にモンツァで苦戦しており、タイヤのデグラデーションに苦しんでいた。レース1ではギュンターが12位で福住が14位、レース2では福住が13位でギュンターは16位だった。
「今日(日曜日のレース2)のスタートは本当に酷かったです。ペースもなくて、タイヤのデグラデーションに苦戦しました」
「オーバーステアも酷くて、今週末は何もできませんでした」
「マシンに何が起きていたのかというのは理解していますし、デグラデーションの問題でした。問題を解決するためにも、改善してもっと状況をよくしていかなければなりません」
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