TDSレーシングの28号車オレカ07・ギブソンを駆り2018/19年のWEC世界耐久選手権“スーパーシーズン”にフル参戦しているロイック・デュバルは、第4戦富士6時間レースと日程が重複するDTMドイツ・ツーリングカー選手権最終戦を優先するため、WEC唯一の日本ラウンドを欠場する。
国内トップカテゴリーであるスーパーGTとフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)の両シリーズでチャンピオンを獲得し、2013年にはル・マン王者となったデュバル。
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今季、DTMとWECというふたつのシリーズを股にかけて戦っているフランス人はWEC第1戦スパ・フランコルシャンでもDTMとのバッティングを経験しているが、この際はスパとDTM開幕戦の舞台となったホッケンハイムの距離が近いことから、この問題を克服していた。
しかしDTM第3戦ブダペストと日程が重なったル・マンテストデーは参加することができず。そして3度目のバッティングとなる10月12~14日、富士スピードウェイで行なわれる日本ラウンドでは、ドイツ側の最終戦ホッケンハイムを優先するためWECを欠場することとなった。
WEC富士でエースドライバーを欠くTDSレーシングは9月1日、SNS上で同戦のドライバーラインアップを発表。そのなかで2017/18年のフォーミュラEシリーズチャンピオン、ジャン-エリック・ベルニュをデュバルの代役として迎えるとアナウンスした。
マシュー・バキシビエール、フランソワ・ペロードというふたりのフランス人ドライバーとともに28号車オレカをシェアすることになるベルニュは、TDSがオペレーションを担うGドライブ・レーシングの26号車オレカ07・ギブソンでELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP2クラスに参戦し、ここまで4戦中3勝を挙げる活躍をみせている。
また、WECでは開幕戦スパにスポット参戦してクラス優勝を飾ると、第2戦のル・マンでもクラストップでチェッカーを受けた。(その後、Gドライブと4位でチェッカーを受けたTDSは給油システムのレギュレーション違反により失格処分を受けたが、チームが控訴したことでル・マンの決勝結果は暫定のままとなっている)
ル・マンの失格に続き、前戦シルバーストンでもマシントラブルによってポイントを伸ばすことができなかったTDSレーシングは現在、チームランキング最下位の7位と低迷中。フォーミュラとスポーツカーで“絶好調”の助っ人を擁する富士では、この嫌な流れを変えることができるのか、注目したいところだ。
なお、今回残念ながら馴染みの深いWEC日本ラウンドを欠場することになるデュバルだが、11月16~18日に開催される第5戦上海ではふたたびチームに合流する予定だ。
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