現在F2に参戦しているロシア人ドライバー、アルテム・マルケロフがウイリアムズの来季ドライバー候補となっているようだ。ただ、本人は来季F1に昇格できなければレーサー引退も考えているという。
ランス・ストロールの父親がフォースインディアの買収に関わっているため、来季ストロールがウイリアムズからフォースインディアに移籍する可能性は非常に高いとみられている。そうなれば、ウイリアムズはストロールがチームに持ち込んでいる資金を失うことになってしまう。
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実際、ウイリアムズは2019年に向けて追加の資金を探しているようであり、マルケロフがドライバーの候補として浮上してきているようだ。
マルケロフの父親は息子と牧野任祐が所属するF2チーム、ロシアン・タイムに資金を提供している。重要なのは、マルケロフは昨年のF2でランキング2位となっており、F1参戦に必要なスーパーライセンス発給に必要なポイントをすでに獲得しているということだ。つまり彼は、資金とライセンスを持っている数少ないドライバーのひとりなのだ。
マルケロフはルノーの育成プログラムに参加しているものの、すでにニコ・ヒュルケンベルグの残留とダニエル・リカルドの移籍によって、ルノーのシートに空きはない状態だ。
ひとつ複雑な問題があるとすれば、ウイリアムズがすでにセルゲイ・シロトキンを起用しているということ。ロシア人ドライバーふたりというラインアップは、マーケティングの上で相乗効果もあると思われるが、シロトキンを支援するSMPレーシングがそれを支持しない可能性があるのだ。
自身の将来について、スパで質問されたマルケロフは次のように語った。
「年末になれば、もっと多くのことが分かっていると思う。でも今はまだ100%は分からないんだ」
「だけどうまくいけば、来年F1マシンをドライブする機会が得られるはずだ」
ウイリアムズでシートが得られる可能性については「彼らが僕を見てくれて、マシンに乗せる機会を与えてくれることを願っている。どうなるか見てみよう」と話した。
昨シーズンのF2ランキング2位を獲得しているマルケロフだが、今季も同カテゴリーの参戦を継続。現在はランキング5位につけている。とはいえ、来季もF2に参戦することについては否定的で「すでにあまりにも多くのことをやった」とコメントした。
F1昇格ができなかった場合について彼は「おそらくフィニッシュだ。なぜそうじゃないんだ? 終わりかF1かだ。記事には良い見出しだね」と答えている。
ウイリアムズのシートは、パワーユニットを供給しているメルセデスにとっても魅力的だ。フォースインディアがストロールとセルジオ・ペレスというラインアップを選んだ場合、エステバン・オコンがF1に残留するための唯一の選択肢となるかもしれないからだ。
オコンが他チームのシートを得られたとしても、現在F2のランキングトップにつけているジョージ・ラッセルのためにメルセデスがシート確保に動く可能性もある。
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