メルセデスのルイス・ハミルトンは、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がベルギーGPに勝つことを可能にした”トリック”に対抗する策を、チームは考える必要があると語った。
複雑なコンディションで行われた予選でポールポジションを獲得したハミルトンだったが、決勝では1周目のケメルストレートで優れた加速を見せたベッテルにオーバーテイクを許してしまった。
ハロがあって良かったけど……アロンソ、ヒュルケンベルグのミスを非難
その直後に出動したセーフティカー明けのリスタートを決めたベッテルは、そのままハミルトンに隙を与えず、11秒差で優勝。ポイントランキングにおいても、ハミルトンが持つリードを17ポイントに減らすことに成功した。
レース終了直後にハミルトンは、フェラーリはマシンの搭載されたいくつかの”トリック”に助けられており、それがストレートでベッテルにオーバーテイクされた理由だとコメントした。
今シーズン、フェラーリのマシンであるSF71Hは、多くの調査の対象となっている。特にマシンのハイブリッドシステムはFIAにより調査が行われたが、FIAは違法性はないとすでに表明している。
レース後の記者会見で、コメントの説明を求められたハミルトンは、フェラーリが何か違法なことをしていると指摘したかった訳ではないと主張した。
「僕たちはみんな、マシンに”トリック”を持っているものだ。それは何か特別なものを指した言葉だ。僕は彼らのマシンにどんなものが載っているか分からないので、なんとも言えなかった」
「僕は、彼らが何か違法なことをしていると言った訳ではない。僕たちはみんな、追加のパフォーマンスをもたらす”トリック”を持っているんだ」
「彼らは今日、僕たちよりもパフォーマンスが優れていた。彼らが持っていて、僕たちが持っていないものがあるのかもしれない。その逆もまた然りだ。僕たちはそれが何かを見つけ、改善をしなくてはいけない」
ハミルトンとメルセデスがパワーユニットをセーブすることを選んだため、レース終盤にはベッテルのリードが拡大した。しかしハミルトンは、スーパーソフトタイヤを使用していた時も、ソフトタイヤを使っていた時も、フェラーリの方が速かったと認めた。
「どちらのスティントも、彼の方が僕よりも少しペースが良かった」
「最初のスティント終盤は少し近づけたように思えて、彼と戦えるかと思った。だが結局それは意味をなさなかった。彼がペースを上げた時、僕は同じように走れなかった」
ハミルトンとベッテルは、共にスパでアップグレードが施されたパワーユニットを使用していた。
「僕たちはとても良いアップグレードを持ってここに来た」と、ハミルトンはパワーユニットについて話した。
「全体的に、僕たちがアップグレードを持ち込むときは、比較的規模が大きなものになる」
「彼らがストレートで速いということは分かっていた。予選では、セクター1とセクター3が速かった」
「僕たちはそれを過去4レースで知っていたし、彼らのマシンにはストレートを速くする何かが載っているのだろうと思っていた。僕たちはもっと一生懸命作業をしなければならないと思う」
一方のベッテルは、ハミルトンとのストレートスピードの違いは、2台の空力セッティングの違いからくるものだと考えているようだ。
「僕はもっとパワーが欲しいと願っている。それについては、エンジン部門の人たちがとてもうまくやってくれた」とベッテルは語った。
「僕たちは過去2年間で大きな進歩を遂げてきた。それは良いニュースだ」
「僕たちは少しウイングを寝かせていたので、セクター1とセクター3で(メルセデスよりも)速かった。セクター2は逆に遅かったんだ」
「パワーの面で、かなり近いところにいるという見方に反対するつもりはない。昨年、僕たちにはここで勝つチャンスはなかった。自分たちが進歩しているのが分かって嬉しいよ」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ふたりの偉業達成に、影薄まるドゥカティ勢。ドルナ買収による今後とレースの健全性/MotoGPの御意見番に聞くアメリカズGP
トヨタ、ランドクルーザー新型“250”シリーズの特別仕様車“First Edition”を限定8000台発売
5年ぶり開催のF1中国GP、路面は再舗装ではなくペイントしただけ? 複数のドライバーが不安視。サインツJr.「特殊な状況で処理されているみたい」
ランス・ストロールがトップ。ピアストリ、フェルスタッペン続く。角田裕毅は12番手|F1中国FP1速報
レッドブルF1は2025年も現在のコンビを継続か。パフォーマンスを改善したペレスがシート争いをリード
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?