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スポーツ 2018.8.26

琢磨のインディカー150戦目は我慢のレースに「まだまだ若い人には負けない」

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 インディカー・シリーズ第15戦のゲートウェイは、前戦ポコノの大アクシデントの影響もあって、いささか重い空気もあった。重傷を負ったロバート・ウィケンスについて術後の詳細は伝わらず、それにゲートウェイの天候不順もオマケして、予選日からスッキリしない雰囲気で始まった。

 前夜の雨のため路面が乾くまで30分ディレイして始まった最初プラクティスも、小雨まじりでイエローが出て、始まったり中断したり。連続走行する時間が足らず、どのチームもフラストレーションがたまるだけ。

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 さらにイライラがつのったは佐藤琢磨だろう。

 マシンがまったく不安定で、ポジションはほぼ最後尾。後にマシンを確認したら右フロントのダンパーに異常が見つかったという。

 このプラクティスの後に雨が落ち、行われるはずだった予選はキャンセル。スターティンググリッドはチャンピオンシップポイント順となり、夜間に90分のプラクティスが設けられることになった。

 これはポコノのレースが、予選を優先してプラクティスの走行時間が足りなかった事に教訓を得た結果だと言えよう。

 琢磨はまた振り出しに戻ってマシンを煮詰めるような形になったが、もし予選が強行されていれば後方に沈んだ可能性は高いし、ランキングの13番手のグリッドを自動的に手にいれたことは幸いだったかもしれない。

 その90分間行われたナイトプラクティスで、琢磨は13番手までポジションを上げた。

「ライバルよりもワンセッション分遅れたような形になってしまいました。ただマシンのダウンフォースがなく、スタビリティが足りないですね。このコースだとオーバーテイクは難しいし、フェニックスの時のように1列のつまらないレースになってしまうでしょう……」と、レースの成り行きを予言する。

燃費走行で勝機を見出す作戦に
 マシンに絶対的なスピードを手に入れられないまま、琢磨は決勝を迎えることになった。不安要素が残るまま琢磨は決勝のストラテジーミーティングをするとエンジニアのエディ・ジョーンズは琢磨に提案をした。

 一度のイエローコーションが出れば、燃料をセーフすれば決勝を3回のピットストップで走りきれるというのだ。琢磨はこの作戦に賭けることにした。マシンが完調出ない今は、黙って後方に埋もれるよりも、一縷の望みにかけようというのだ。

 13番手のポジションから琢磨のレースが始まった。1周目にセバスチャン・ブルデーが壁にヒットし、いきなりイエローで始まった。琢磨も前後のスペンサー・ピゴットやトニー・カナーンとタッチしたようだったが、難を逃れた。

 そのリスタート後も、琢磨は12~13番手を走行したが、決して前を追い上げるようなペースではなく淡々と走行している。


 1度目のピットインは思いっきり引っ張って、65周まで粘り最も遅いピットインだった。おかげで順位を3つ落とし15番手まで下がっていた。ピットの回数を減らすステラトジーでは、このペースで走るしかない。辛抱のしどころだった。

 他のマシンが2度目のピットインをした後はラップリーダーになるまで順位を上げたが、124周目にピットインすると再度14番手まで落ちた。

 そのままラップ遅れになり、我慢のレースが続いたが、170周過ぎにライアン・ハンター-レイがトラブルでイエローコーションが出て、全車がピットインに入る形になり、琢磨とチームの作戦が水泡に帰そうとしていた。

 だが、チームは初心を貫徹し3回ピット作戦を続行、ラップダウンを戻すとトップ10内に入り、一時は琢磨が8番手、同じ作戦を取ったグラハム・レイホールも9番手のランデヴーが続いた。

 248周のレースで、最終的にはエド・ジョーンズに抜かれ9位となった。グラハムは10位。積極的な上位を狙う作戦とは言い難かったが、もし同じ4回のピット作戦で戦って入れば、トップ10に入れなかった可能性は高い。事実、今日も全体的にオーバーテイクの少ないレースだった。


「今日はつまらなかった(苦笑)。全開で走っていませんからね。ダウンフォースが足りなくて追い抜きはできないし、それでいてストレートだけは速いからターン1で毎回ブレーキを踏むようなレースでした」

「最後ロッシがピットに入らないで僕をラップ遅れにしていくなんて考えられないですね。どうやったらあのスピードが出るんだろう? それでも厳しい状況の時にチーム2台がトップ10で入れたのはチームにとっても良いことだったと思います」

「来週のポートランドは一日テストもあるし、事前テストがあったサーキットはロードアメリカのように結果も良いので、楽しみですね」

 今回がインディカー150戦目のレースだった琢磨。

「この間100戦目だったような気がしますけどね。あっと言うまにここまで来てしまったような気もするし、本当にスポンサーやファンの皆さんに支えられて、走り続けて来られています。感謝しかないですね。僕も40を越えてもまだまだ若い人には負けないですし、早く3勝目を挙げたいと思います」

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(AUTOSPORT web )

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