8月23日に鈴鹿サーキットで開幕したンターコンチネンタルGTチャレンジ第3戦・第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース。このイベントにワンメイクタイヤサプライヤーとして参画しているピレリは「初開催の鈴鹿10時間を通じて、アジア圏とGTレース界での存在感を高めたい」としている。
FIA-GT3カーの世界一決定戦という位置づけで、2018年に初開催を迎えた鈴鹿10時間。記念すべき第1大会には世界各国から計35台のGT3マシンが集まった。
【鈴鹿10時間】水村リアのModulo Drago CORSE密着記(2)/慣れないピレリタイヤ。お願いします『道神』さま
このGT3マシンの足元を支えるのはF1でワンメイクタイヤサプライヤーを務めているピレリ。この週末は5000本近いP Zero DHD2タイヤを鈴鹿に持ち込んでいるといる。
2018年はスーパー耐久でもワンメイクタイヤサプライヤーを務めるピレリは、日本市場を「アジア圏で2番目に重要なマーケット」と位置づけており、2018年のモータースポーツ活動拡充プランのなかでも日本を最重要視している。
この鈴鹿10時間には全車に同一規格のP Zero DHD2タイヤが供給され、大会運営側はBoP(性能調整)をより公平に課すことが可能となる。またこのタイヤはスパ24時間やブランパンGTシリーズ・アジアでも使用されているもので、これらのレースに参戦しているチームは、手持ちのタイヤデータを活用できることになる。
ピレリのサーキット・テクニカルマネージャーを務めるマッテオ・ブラガは「世界的にも象徴的なサーキットで行われる鈴鹿10時間第1回大会で、我々はアジア圏とGTレースでの存在感をさらに高める事ができる」と述べている。
「このレースはドライバーとマシン、そしてもちろんタイヤにも大きなチャレンジとなる。この1戦に我々はすでに高い信頼を得ているP Zero DHD2タイヤを持ち込むことにした。このタイヤは先日のスパ24時間でもパフォーマンスを示しているものだ」
「このタイヤは耐久性とパフォーマンスを兼ね備えていて、記録と記憶に残る鈴鹿10時間の週末をとおして、重要な働きを担うだろう」
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