KONDO RACINGのニック・キャシディは、スーパーフォーミュラ第5戦もてぎの決勝レースで3位に入賞した。彼はレース後、スタート時のタイヤにミディアムタイヤを選択した理由や、レース中のバトル、さらには今後に向けた改善点などを語った。
予選で5番グリッドを獲得したキャシディは、ミディアムタイヤを履いてレースをスタート。彼は序盤に山本尚貴(TEAM MUGEN)に先行を許してしまった。しかし山本が13周目にタイヤ交換を行った際、10周目にタイヤ交換を済ませていたキャシディは山本のタイヤが温まる前にオーバーテイクを成功させた。
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レース後半になると、キャシディは松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)に積極的に仕掛けていき、豪快なオーバーテイクをみせた。これで一気に表彰台圏内までポジションをアップし、そのまま3位でチェッカーを受けた。
今回のレースで3位に入賞したことで、3レース連続での表彰台獲得を記録し、さらにはドライバーズランキング首位に浮上したキャシディ。決勝日には24歳の誕生日を迎え、レース前にピットウォークではチームからサプライズでケーキやプレゼントを受け取った。
彼自身、このような誕生日を迎えられてよかったと話したが、レース内容に関しては完璧だとは思っていないことを明かした。
「3位という結果にはがっかりした部分もあるけれど、ハッピーだ。今日は僕の誕生日なのでこのような結果になってよかった。今は両方のチャンピオンシップ(スーパーフォーミュラとスーパーGT)をリードしているので、僕としては24歳でこのことを達成できたのはすごく自信に繋がるし、誇りに思う」
「でも、今日のレースに関しては完璧だとは思っていない。アンラッキーだったところもある。だけどピットストップは良かった。クルマのセッティングや、チームとのやりとりも(以前より)良くなっていった」
キャシディよりも前の上位4人のドライバーはソフトタイヤでスタートした一方、彼はミディアムタイヤでのスタートを選択した。この選択をしたのは、Q3で5番手という中途半端な順位に終わってしまい、もしソフトタイヤでスタートした場合は、予選での遅れを取り戻すことが難しいと考えていたからだという。
「ミディアムタイヤでスタートしたのは戦略だった。だけど走っている時にミディアムに不満を感じた。5周目から『ピットに入りたい』とお願いしていたけれど、ピットからは『ノー』ということで待つように言われた」
「そのあと(10周目に)ストップすることができた。アウトラップがすごく良くて、山本選手がピットに入った時に、彼の前に出れば問題ないと考えていた」
その計画通りとはならなかったが、山本のピットアウト直後にオーバーテイクを成功させたキャシディ。ただ、今回のレースではコミュニケーション不足という課題にも直面していたようで、レース後の記者会見でも何度かこの点を指摘していた。
「チームとのインフォメーションのやりとりの中で、僕がお願いしたり質問したことをうまく理解してもらえなかったり、コミュニケーション不足なところがあったので、そこは改善しなければならないと思った」
「例えば、ピットインしたらどうかというタイミングを教えてくれれば、僕はプッシュして彼(山本)の前に出ることもできたけど、そういうこともなかった。最終的に安全に彼を追い越すことができたことに驚いた」
最後に彼は、しっかりとオーバーテイクを行えたことが3位に繋がったと考えていること、そしてスーパーGTでのチームメイトであり、2位に入賞した平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)への賞賛を語った。
「今回は平川選手に2ストップ作戦をやられてしまった。でも素晴らしい走りで、良い戦略だなと感心しているし、スーパーGTでチームメイトでよかった。今回はオーバーテイクをしっかりやることができて3位になれたと思う」
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