メルセデスの育成ドライバーであるエステバン・オコンは、2019年の所属チームにかかわらず、ワークスチーム加入は時間の問題だと考えているようだ。
オコンは、メルセデスがパワーユニットを供給しているフォースインディア在籍2年目を迎えているが、来シーズンに向けてメルセデスワークスチームへの昇格を狙っていた。
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しかしメルセデスは、バルテリ・ボッタスとの単年契約を更新。また、この契約には2020年まで契約期間を延長するオプションもつけられている。
オコンはレンタル移籍のような形で2019年にルノーに加入する可能性もあったものの、ダニエル・リカルドがレッドブルからルノーへ電撃移籍。ニコ・ヒュルケンベルグとコンビを組むことになったため、この選択肢も閉ざされた。
リカルドの移籍が発表される前、ハンガリーでオコンはmotorsport.comに次のように語った。
「(メルセデスの)ボスたちは、僕についてのプランを持っていて『今はその(メルセデス加入の)時じゃない』と思っている」
「僕が”そのマシン”に乗る前にもっと経験を積んで欲しいと彼らは思っているんだ。僕はすでにそれを知っている。僕もそれを目標にしているし、彼らの決定をリスペクトしなければならない」
「現時点で、彼らは僕がやっている仕事に満足している。単に時間の問題なんだと思う」
オコンは来シーズンについて考えないようにしていたと語ったが、メルセデスからドライバーのプランについては継続的に知らされていたため、ボッタスの契約延長が発表された際も驚きはなかったという。
彼は自身の立場について心配していない。来シーズンの所属チームに関わらず、メルセデス加入は彼の長期計画の中に間違いなく入っていると述べた。
「僕の将来は、すぐに決まるだろう」
「僕は心配していない。僕は、”顎の下にナイフを突きつけられている”ようなポジションにいないんだ」
「何かを犠牲にしてパフォーマンスを発揮しなければならない訳でもないし、レースでリスクを犯す必要もない。そんな風に感じてはいない」
「今年、僕たちがフォースインディアでやっている仕事は強力であり、誰もがそれに満足している」
オコンは、2015年にGP3のタイトルを獲得。そのシーズン以降、現在までメルセデスの支援を受けている。
「僕がメルセデスの支援を受けるようになってから、彼らが僕のマネージメントの面で素晴らしい仕事をしているのは間違いない」とオコンは話した。
「彼らは常に、僕をベストなポジションに置いている。僕が心配する必要はない。全て問題ないだろう」
「僕がここ(フォースインディア)に残るのか、他のチームに行くのかは分からない。でも、来年も間違いなく素晴らしいポジションに居られるだろう」
フォースインディアの残留の他、オコンにとって残されている選択肢はマクラーレンへのレンタル移籍だと考えられている。
フォースインディアで3年目のシーズンを迎えることになれば、チームメイトはランス・ストロールになるだろう。フォースインディアはセルジオ・ペレスの提言で破産申請を行い、管財人の管理下に入ったが、ランスの父であるローレンス・ストロールが率いる投資家コンソーシアムがチームを救済。その結果、ランス・ストロールのチーム加入が確実視されているため、メルセデスがオコンの残留を推せば、ペレスがチームを離れることになる。
オコンがマクラーレンに移籍した場合、チームメイトはカルロス・サインツJr.となる。サインツJr.を支援していたレッドブルがルノーにサインツJr.を”レンタル”した際に結んだものと同様の契約を、メルセデスはマクラーレンと結ぶことになる。
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