破産申請を行なったフォースインディアは、ハンガリーGPの金曜日から管財人の管理下に入っていたが、ウイリアムズのドライバーであるランス・ストロールの父親、ローレンス・ストロールが率いる投資家のコンソーシアムがチームの救済を申し入れ、管財人がこれを受け入れたことが分かった。
ローレンス・ストロールが率いる投資家コンソーシアムは火曜日の夕方、チームのCOOであるオットマー・サフナウアーや上層部の支持を得られたと認めた。
アップデートの準備は完了。あとは新オーナー次第……焦れるフォースインディア
彼らは管財人のFRPアドバイザリーと契約を締結し、ビジェイ・マリヤや持株会社の『Orange India Holdings Sarl』からチームのオーナーシップを受け継ぐことになる。
これにより、チームは債権者に対する支払い能力を回復。チームは負債を完済、スタッフ405人の雇用が維持され、継続的に資金投入が行われることになるだろう。
「この成果は、F1におけるフォースインディアの未来を確保し、我々のレーシングチームのポテンシャルを最大限に引き出すことを可能にするだろう」とサフナウアーは語った。
「我々がチームとして信頼している投資家のコンソーシアムからサポートを得ることができて嬉しい。彼らは、F1におけるフォースインディアの、ビジネス的なポテンシャルがかなりあると見たのだ」
「フォースインディアの専門性と取り組みにより、我々は常に”階級が上”の相手を戦ってきた。今回の新しい投資により、我々の前には明るい未来が待っている」
「状況が許す限りの支援をしてくれていたビジェイやサハラグループにも感謝の意を示したい」
大富豪のローレンス・ストロールは、フォースインディアへの投資について興味を持っていると噂されていたが、チームが新たなオーナーを求めたことにより、直接チームに関わることが可能となった。
彼は、昨シーズンにF1にデビューした息子のランスを通じて、これまでウイリアムズの支援を続けてきた。
フォースインディアには、ストロールらの他にも、米国のコンソーシアムが2つ、イギリスのある企業を含む複数の団体が興味を持っていたようだ。
「チームが救済され、支払い能力が戻ったことは素晴らしいことだ」と、共同管財人のジェフ・ロウリーは話した。
「チームに興味を寄せていた各団体のクオリティは印象的であり、慎重に検討することが求められた」
「健全にプロセスを進めた結果、最終的にチームを救い支払い能力を回復することができる、信頼できるオファーが残った」
「チームを支援するための資金は即日利用可能であり、今後2、3週間以内にチームが管理下から外れれば、その資金をさらに利用することができるようになる」
現在はチーム買収の合意確定や、メルセデスのパワーユニットを使用する契約を新しいオーナーに移転することなどの、契約の詳細について確認が進められている段階だ。
パワーユニットを提供しているメルセデスやフォースインディアに所属するドライバーであるセルジオ・ペレスも、チームの債権者だ。特にペレスは、チーム上層部に破産申請をするよう要求し、今回のオーナー変更の引き金を引いている。
チームは、アップグレードされたパーツの生産を外部に委託していたが、これらの実戦導入にもチームのオーナー変更が不可欠だった。このアップグレードは、チャンピオンシップの争いにおいても重要となるだろう。
チームは現在コンストラクターズランキング6位。4位のルノーとは23ポイント差、5位のハーストは7ポイント差だ。
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