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スポーツ 2018.8.4

【ブログ】天国と地獄。張り切りすぎたF1の神様に翻弄されました…/F1自宅特派員レポート

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 好評連載中のホンマさんの自宅特派員レポート。今回はドイツGP、ハンガリーGP、ドラマチックな2連戦をお送りします。

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    MINI、公道を走るレースカー“GP”のコンセプトカーをNYショーで披露

こんにちは。
ピロリと無事に決別し、新たなる腸内細菌と暮らし始めたホンマです。
再検査のプレッシャーから解放されて、身も心も軽くなりました。
いやあビールがうまいのなんのって、まあ。
札幌の夏といえば、ビヤガーデン。
外で吞んで寝ても死ぬ心配のない、短い夏のお祭りでございます。
みなさんもぜひ一度、夏の札幌におこしください。

さてまずはドイツGP。
ドイツだー! オラんだー!
ということで、ドイツはホッケンハイムリンクでございます。
空撮で見る、もりもりとした黒い森の美しいことよ。
古城とか! ビールとか! ソーセージとか!
わたくしの憧れの地でございます。
ぬるくてもいい、いつかドイツでビールが呑んでみたいのよ。(F1どこいった)

さて波乱の予選。
まさかのQ1でトラブル発生なルイス・ハミルトンさん。
まじですか、ここでですか。
落ち込むハミルトンさんの姿に、わたしの心も沈むのよ。

……常々思うのですが、F1の神様って、最高にトリッキーな脚本家ですよね。
「そのまんまかよ!」ってなときも、ままありますが。
とするとですよ、今回の神様はやる気満々。
ダニエル・リカルドさんも最後尾からのスタートですし、これは決勝も油断できませんな!

と、寝る前までは期待していたのに、朝起きたら「どうせベツ(セバスチャン・ベッテル)さん優勝だろ」と鼻ほじっている人間の不思議。
ライコさんも予選で速かったけれども、まあここはうまくいって表彰台ですかねぇ。

ところでこのホッケンハイム、走りにくくないですかね?
特にセクター3! 細い! 速い! ぐにゃぐにゃ!
ショートブーツみたいな謎の形しているし、誰だここデザインしたのと検索してみたら、
ヘルマン・ティルケさん、またお会いしましたね。(※最終的なデザイン)

その決勝。
雨の予報が60%でございます。
60%と言われたら、わたしだったら傘持っていく数字。
ウルトラソフトな上位勢は「降るなら早く降ってくれ」てな感じですかね。
ミディアムなリカルドさんは「降るな」の一択でしょう。

ところであの、スタートの第1セクターでのことなのですが。
いつもだったらライコさんに強引に突っ込んできたであろう(マックス・フェルス)タッペンさんが、とってもジェントルな避け方をしていたのですが。
急に大人の階段を上られたのでしょうか。
とっても好印象でございました。

さて着実に順位をあげていくハミルトンさんに比べて、なかなかあげられないリカルドさん。
エンジンの差もあるでしょうが、ミディアム選択はやりすぎかしらと一抹の不安。

またいい具合に雨の確率も下がって、みんなタイヤ交換いつするのー?
とワクワクしていたら、まさかのライコさん、15周目でソフトでございます。
イギリスGPではミディアムうまく使えてた感じでしたが、早々に2ストップ宣言?
もしかして、バルテリ・ボッタスさんに対するアンダーカット狙い?
残念ながらボッさんは反応してくれませんでしたが、ファステスト連発で気持ちよく走るライコさんを見て、我思う。
2ストップでもいい、たくましく走ってほしい。

首位のベッテルさん、25周目にピットイン、ライコさんのすぐ後ろにお戻りあそばしまして。
ライコさんが気持ちよく走れば走るほど、背中からプレッシャーを感じてますよ、我々が!
空気は、あえてよまない!
そんな生き方、わたしもしてみたい。(小心者)

29周目、リカルドさんがターン11でまさかのストップ!
ああああああ、なんてこったい。
リカルドさん、ついてないなあ……。

レース中盤、雨の確率は47%。
少しだけ確率は下がったけれども、降る降る詐欺ではなさそうなお空の模様。
40周以上タイヤ持たせたハミさんを例に、これはできるだけライコさんも先に伸ばしたいところ。
そんな中、ロックアップが目立ち始めたベッテルさん。
その症状はストレスですね、わかります。
結局チームから「ぶぶ漬けでもどうどす?」的な言い回し無線をされてしまったライコさん。
「何言いたいかわからん」とお怒りでしたが、我々は、ずいぶん前からわかっておりましたよ。
無事チームオーダの儀、完了とあいなりました。

そしてついに、ターン6で雨きたー!
フェラーリとメルセデスはドライタイヤのままステイアウトする中、
シャルル・ルクレール&フェルナンド・アロンソさんはインターミディエイト、ピエール・ガスリーさんはなんとウエットに!
おおお、賭けてきましたなあ。いいぞいいぞ!
とわくわくしておりましたが、ガスリーさん、インターミディエイトに更に交換。
雨があがりはじめ、更にまたドライへと。
そして、また、雨……。
<シェフの気まぐれコース>のような天候に、翻弄される人間どもの悲しさよ。

そしてその雨に翻弄されたドライバーが、さらにもうひとり。
首位ベッテルさんが、まさかのコースオフ……!

まさかの。
ここで。
終了。

F1の神様、張り切りすぎではございませんか?
予選でハミルトンさん、決勝でベッテルさん。
すごい、これは誰も予測できない。
背中を深く折り曲げたベッテルさんが、あまりに悲しそうで、かける言葉が見つからないとはこのことでございました。

セーフティカーの登場で、ピット周りは大騒ぎさ。
ボッさんウルトラに変えた後、ピットに入ろうとして入らなかったハミルトンさん。
あらやだこれは審議対象じゃありませんこと?
ベッテルさんのおかげ(すまん)で、セーフティカー中にライコさんは無事タイヤ交換完了。
後はもう、雨が降らなければ表彰台は安泰でしょう。

リスタート後は、ボッタスさんがチームオーダーの儀を無事遂行されておりました。
メルセデスチームの姿勢は、とても潔いと思うの。
言い訳なんていらないから、やるならスパッとね。

ペナルティ対策のためにも、秒数稼いでいたハミルトンさん。
しかし結局レース中にペナルティはでず、そのまま優勝とあいなりまして。
抜きたい抜けない(チーム的に)ボッタスさんは、お疲れ様の2位。
ライコさんは3位となりました。

そして雨。
雨粒が見えるくらいの突然の大雨。
すごいな、これレース中に振ってたら中止レベルでしょう!

天国から地獄なベッテルさんと、地獄から天国なハミルトンさん。
いやあ、すごいレースでございました。

お次はハンガリーGP。
予選予想では、メルセデスはおそらく3列目。
フェラーリが一番速いとの下馬評でしたが、結果はメルセデスのワンツーでございました。
雨(あな)恐ろしや。
まあでも、予想通りにはいかないのがレースの醍醐味でもあるわけで。
トロロは親牛より前にいるし、ライコさんは久しぶりにベッテルさんより前に陣取れたし!
こりゃ決勝、盛り上がっちゃうでしょう!

……そして、もうひとつ。
本当にあったハンガリーGPの恐いはなし……。
ハンガリーGPを制したドライバーは、その年のチャンピオンになれないという、曰く付きのGPなのである……。
ぎゃああーーーーっ!
ってことで、ハミさんもベツさんもチャンピオンになりたいだろうし、ここはひとつライコさん優勝で手を打ちませんかね?
このナイスアイディア、どうやって現地にお届けすればいいのでしょうか。

その決勝。
気温37℃、路面温度が57℃。
今にもタイヤの悲鳴が聞こえてきそうな暑さでございますな。

マクラーレンな人たちが、謎のアロンソお面を被っているなと思ったら、アロンソさんお誕生日だったんですね。
おめでとうございます。
こういうチームのほのぼのシーン、大好物です!

抜きにくいハンガロリンクでフロントロー2台なメルセデス。
本日2番手を守るボッタスさんの肩には、きっといろんなものがのっかっているんでしょうなあ。
メルセデスの戦略が楽しみでもあるけれど、果たして我らがライコさんは3番手を守りきれるのでしょうか。

そのライコさん、国家斉唱で一番乗りしておられましたよ。
おもわず二度見してしまいましたが、幻ではありませんでした。どうしたどうした。
やる気に満ち溢れているのか、たまたま早かったのか、また雨が降るのか。
(正解は、セルジオ・マルキオネさんへの黙祷があったからかもしれません)

今回のタイヤは、ミディアム・ソフト・ウルトラソフトの3兄弟。
上位陣、ハミルトン、ボッタス、ライコネンはウルトラソフトで、ベツさんだけソフトスタートでございます。
ここはそもそもフェラーリの方が少し速そうだし、路面温度も高いし、ソフトでも十分突っつけるとの判断でしょうか。
確かに、突っつけるならメルセデスのタイヤの寿命を縮めることもできそうな。
突っつく役は、順位的に前にいるライコさんが妥当な気もするけれど、これはやはりアレですかね?
いや、ライコさんは順当に奇数列ウルトラでスタートして、メルセデスの前に出る任務だと受け取りましょう!

しかしスタート後、ライコさんはベツさんにとてもきれいに抜かれまして。まあなんだ、ソレだ。
ベッテルさん、予定どおりここはひとつ、ガツガツと前に行ってくださいませ。
ガスリーさんも、タッペンさんに綺麗に抜かれまして。まあなんだ、ソレだソレ。

フォース・インディアズにサンドイッチされたルクレールくん。
リカルドさんもマーカス・エリクソンさんに接触されてしまいましたよ。
前回に引き続き、ついてないのかリカルドさーーーん、と心配いたしましたが、なんとか無事走り続けておられます。よかった。
このまま最後まで、不運ふっ飛ばしていただきたい!
しかしその不運、チームメイトに伝染してしまったのか、タッペンさんがまさかのノーパワー。
バーチャルセーフティカーのおかげで、メルセデス勢にとってはクールダウンのラッキータイムでございました。

抜きずらいといわれている、このハンガロリンク。
確かにリカルドさんのアロンソ攻略を見ていても、なかなか苦労しておられますな。
あのレッドブルが、マクラーレンをなかなか抜けないのだから、こりゃ本当に抜きづらい。
ソフトタイヤのベッテルさんも、ボッタスさんを抜けない、抜けない、抜ける気がしない、っていうか、ついていけてない……?
えーーー、これならライコさん前に置いといて、ボッさん突っついてタイヤ減らせたほうがよかったんじゃないのぅ?
ベツさんは、タイヤ温存しておいたほうがよかったんじゃないのぅ?
ライコさんが、後ろでのんびりクルージングしてても意味ないんじゃないのぅ?
と一億総監督のわたくしがヤジを飛ばしておりますよ。

そんな中、ライコさん無線で事件が発覚。
ライコさんの、ドリンクが、でない、ですと?
いやいやいやいや、なんだそれ。

どうやら、ドリンクがつながる線をつなぎ忘れたとかなんとかで。
この過酷なレース中、水分補給ができないことが決定したライコさん。
思い出すのは2009年のバーレーンGPのアロンソさん。
あの時はルノーでしたね、お懐かしい。
ドリンクの不具合で、最後は気絶寸前だったとか。
マシンを降りるヨレヨレの姿を、今でも暑い夏の日に、思い出してはネタにしているので忘れられません。
よしきた、このわたくしも、楽しみにしていたビールを呑まないでいようじゃありませんか!
無事ライコさんがゴールするまで、唾液のみで耐えてみせましょうぞ!

ソフトのベッテルさんの後ろでのんびり走る意味がないので、ライコさんは早々とタイヤ交換へ。
その際、ピットストップに5秒もかかってしまいましたが、ドリンク改善のためかと思いましたが、違ったようで。
ボッタスさんも翌周ピットストップして、ライコさんに戦略を合わせてまいりましたよ。
メルセデスの釣り上げ成功です。

さてドリンク不在のライコさん、ファステストを連発しております。
どうしたのでしょうか、ドリンクを飲まない分、軽量化に成功したのでしょうか。
心配は心配なのですが、彼はパーツを失っても普通に走れる不思議星人なので、なんだか大丈夫な気がしてまいりましたよ。
いやいやまだ半分も走れてないので、油断は禁物ですが。
それよりも、わたくしはかなり喉が乾いておりますよ……。

解説陣曰く、ハミさんに勝つためには6秒半稼がなくてはならないベッテルさん。
わかります、そういうときに限って、バックマーカーは地獄の集団と化すのです。
助けてブルーフラッグ!

38周目にライコさんが2回目のピットイン。
ボッタスさんへのアンダーカット狙いでしょうが、ボッタスさんは乗りませんでした……。
メルセデスの釣り上げ失敗です。
しかし、これが最終的にはドラマを生むのです!
ベッテルさんも39周目にピットイン。
ピットにちょっと時間がかかってしまい、ボッタスさんの後ろ3位で戻ります。

ベッテルさん、このままボッタスさんを抜かせないまま突っつき続けると、ウルトラソフト持たないよ?
だがしかし、ボッタスさんも、はたしてこのまま走り続けれるのか?
……ボッタスさんは、倒れるまで走り続けないといけないのか?

なんだかボッタスさんの中に、中間管理職の悲哀がみえて、つい感情移入してしまう我。
がんばれ課長(ボッタス)、負けるな課長(ボッタス)

そしてそんな中、まったく空気を読まずに気持ちよく走り続けるライコさん。またファステストを連発しております。
ドリンクとは、一体なんだったのか。
そろそろ、わたしの喉の渇きは限界ですよ。

1秒ずつ前へと詰めていくライコさん。
ベッテルさんも、ボッタスさんを突っつけてはいるけど、抜けない、いや本当に抜きにくい。
振り返ればライコさんが、もう後ろにきてますよ。
どうですか、ここは入れ替えてライコさんに攻めさせるって手もありますよ?
ボッタスさんは最後までタイヤもたないかもだけれども、ベッテルさんもどうなのよと。

65周目、ついにベッテルさん、ボッタスさんに仕掛けたーーー!
抜かせたくなくてボッさんインをとるも、曲がり切れずにベッテルさんに接触。

ボッタスさん、さらにリカルドさんにも接触。
タイヤの寿命が来てそうで、フロントウィング破損して、更にダスティなライン走って、イン守って曲がりきれたら神業ですよ……。
審議ですよね、わかります。
課長(ボッタス)、予想はしていたけど、辛すぎます。
ここまでがんばってきたのに、5番手で終了。
ナイスサポートだったけど、きっとこれ心はボロボロですよ。お疲れ様です。

リカルドさん、2度もぶつけられての4位!
よかった。不運をものともしなかった!
ドライバー・オブ・ザ・デイも納得です。

そしてライコさんは、3位でチェッカーとあいなりました。
どんな姿で車を降りてくるんだろうと思ったら、あれ、ずいぶんと元気だな。
普通に歩いてるし。
顔シワシワにもなってないし。
もしかして、フィンランド人のサウナ習慣での鍛え方、はんぱないからかしら?
まあとりあえずシャンパン吞むよね。
わたくしも、やっとビールにありつけました。

……あの、ちょっと考えたんですが。
フィンランド人がドリンク飲まなくても走り続けられるのを前提に、ドリンク積む量を最初から減らすとすると、
これ画期的な軽量化になりませんかね?
なりませんね。
すみません、健康第一です。

ライコさん5戦連続表彰台に、フィンランドからきていたたくさんのお客さんたちも満足したことでしょう!
そしてライコさんのお子様、ロビンくんのかわいらしい映像の数々に、テレビ画面に手を合わせて拝む我。
彼が今3歳とすると、F1デビューするとしたら、ええと14年後くらい?
わたし……、がんばって生き続けよう……。

破産騒動でそれどころじゃなかったフォース・インディアのおふたりも、おつかれさまでした。
夏休み後、解決できているといいなあ。
あ、ガスリーくんの6位入賞すばらしい!
ブレンドン・ハートレーくんは惜しかったなぁ。

さて次戦はベルギーGP!
まだまだ暑い日が続きそうですが、お体大事に!
みなさん、よい夏休みをお過ごしください。
それではまた。

ホンマ ナオコ

おまけ



結構、いい線まできた……。


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