F1ハンガリーGP決勝レースは気温30℃、路面温度は57℃に達する酷暑のコンディションで行われた。その状況でフェラーリはキミ・ライコネン車のドリンクシステムの配線を付け忘れてしまい、ライコネンは水分補給しないまま70周のレースを戦うはめに陥った。
ところがザウバーのマーカス・エリクソンは、「そんなこと、僕はしょっ中だ」と言うではないか。何とエリクソンはもう2年以上前から、マシンを少しでも軽くするために、レース中にドリンクを飲むことをあきらめているという。
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「2年以上前からすべてのレースで、僕のクルマにはドリンクシステムは積まれてない。合計すると1.5kgぐらいになるからね。その分軽くできるならと、レース中の水分補給をあきらめることにしたんだ」
身長180cmのエリクソンは、本人いわく「全20名のF1ドライバーの中で体重は最も重い」ということだ。そのためドリンクシステムを外すことで、ようやく他のドライバーたちとほぼ変わらない車重まで減らすことができるという。
2018年シーズンのF1マシンの最低重量は、ドライバー混みで734kgと規定されている。しかし体格のいいドライバーが不利を蒙らないよう、2019年から最低重量にドライバーは含まれないことになる。ただしドライバー+バケットシートの重量は最低80kgとし、それに満たない場合はバラストを積むことが義務づけられる。
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