2018年の全日本F3選手権第4大会は、台風の影響で第9戦がキャンセルになったが、残る2戦で宮田莉朋と坪井翔がそれぞれ1勝ずつを挙げた。
岡山国際サーキットで行われた全日本F3選手権第4大会。7月28日(土)に公式予選と第7戦が、そして29日(日)に第8戦・第9戦が予定されていた。しかし、この週末は台風12号が接近。中国地方には28日の夜半から29日の明け方にかけて接近すると予報がされていたこともあり、スケジュールが大幅に変更。29日はすべての走行を中止し、28日に公式予選と第7戦・第8戦の2レースが行われることになった。
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前日までは路面温度が60℃を上回るような過酷な暑さの下で練習走行が行われたが、予選日は曇天となり、涼しいぐらいの気候に一転した。これにリズムを崩されたのが、練習走行全てのセッションでトップタイムを奪っていた坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)。セカンドベストタイムで争う第8戦のポールポジションはかろうじて手にしたものの、第7戦のグリッドを決める総合結果では、チームメイトの宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が逆転。坪井が「昨日までの(暑い)コンディションのイメージが強すぎてアジャストしきれなかった」という一方で、「これぐらいの気候を望んでいました」という宮田が開幕戦以来のポールポジションを獲得した。
午後1時55分に第7戦決勝がスタート。最前列の2台は順当なスタートを切ったが、3番グリッドにつけていた阪口晴南(TODA FIGHTEX)がエンジンストールにより後退。代わって3番手につけた片山義章(YTB F318)にもジャンプスタートの裁定が下るなど、後続は混乱することとなった。
片山のペナルティ消化で3番手に上がってきたのは、予選5番手の笹原右京(THREEBOND)だったが、この時点ですでにTOM’Sの2台とは5秒の差がついており、優勝争いは宮田と坪井の一騎打ちとなる。
お互いに寸分たがわぬタイムを並べて周回を重ねていったが、レースの折り返しを迎えた頃から宮田がじわじわとリードを広げる。宮田は周回遅れの処理でさらに坪井を引き離すと、第6戦に続く今季2度目のトップチェッカーを受けた。坪井は2戦連続2位となったが、ファステストラップを記録して宮田のフルマークを阻止している。3位には笹原が入った。
午後5時25分にスタートした第8戦も坪井と宮田の一騎打ちとなった。ただ、第7戦のお返しとでもいうように、今度は坪井が終始レースをリード。「スタート直後の1コーナーで並びかけたけれど、自分にコーナー侵入の優先権があるところまでは入り込めなかった」という宮田はその後もプッシュを続けたが、坪井には届かず……第7戦と順位を入れ替える形で、カローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sの2台が今季7度目の1‐2フィニッシュを飾った。
その後ろでは、序盤から最終周にわたって1秒を切る接戦が展開されたが、予選順位を守り抜いた大湯が3位フィニッシュ。表彰台の最後の一角をもぎ取った。
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