メルセデスのバルテリ・ボッタスは、ハンガリーGP決勝の大部分で2番手を走行した。しかし変則的な1ストップ作戦に変更したボッタスは、レース終盤にタイヤの劣化に苦しみ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)やダニエル・リカルド(レッドブル)との接触もあって、最終的には5位でのフィニッシュとなった。
ボッタスはレース序盤、フェラーリのキミ・ライコネンの戦略に反応する形でピットストップを行った。そのため、彼がソフトタイヤで走行した周回数は、チームメイトのルイス・ハミルトンよりも10周も長かった。
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メルセデスのテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンは、同チームがレース後に公開したビデオコンテンツで、次のように語った。
「ボッタスは素晴らしく、勇敢なレースをした。しかし、彼にはタイヤのゴムの面で少しばかり求めすぎてしまった。あの最後の長いスティントは不可能だったんだ」
ボッタスは前述の通り、ライコネンの戦略に反応する形でピットインし、ソフトタイヤに交換した。ボッタスは同じ戦略だった場合に備え、ライコネンより前のポジションを確保しようとしたのだ。
フェラーリはその後、ベッテルもピットに呼び戻した。しかしこの時タイヤ交換にミスがあり、タイムをロス……ボッタスの後ろでコースに戻ることとなった。これが、ボッタスを厳しい状況に追い込んだ。ライコネンは2度目のピットインを行ったが、これに反応してしまうと、新しいタイヤを履いたベッテルに、ハミルトンを追いかけるチャンスを与えることになってしまうからだ。
アリソン曰く、チームはバーチャル・セーフティカー(VSC)が入ったタイミングで、ボッタスをピットインさせることも検討したという。しかし、安全に3位を確保するのではなく、2番手を手に入れることに挑戦することを決めたという。
チームが考えた最悪のシナリオ、それはVSC中にピットストップを行うことで、ベッテルとライコネンに先行され、4番手に落ちてしまうことだったという。
「最終的には、リスクは高いものの2番手を走る戦略に挑戦することに決めた。最悪の場合、4位に終わるだろうと覚悟していた」
「しかし2位を確保できなかったばかりか、接触の結果としてバルテリの順位は少し悪化してしまったんだ」
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