フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ハンガリーGPの決勝レース終盤に接触したバルテリ・ボッタス(メルセデス)について、タイヤの性能が落ちてグリップがなかったのではないかと考えており、ボッタスを責めるつもりはないと語った。
決勝レースの65周目、ベッテルはターン1の出口でボッタスをオーバーテイクした。ボッタスは2番手のポジションを取り返そうとターン2に進入したがタイヤがロックしてしまい、ボッタスのフロントウイングとアウト側を走るベッテルのリヤタイヤがぶつかった。
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このインシデントによりボッタスはフロントウイングにダメージを負い、キミ・ライコネン(フェラーリ)にも追い抜かれた。その後ダニエル・リカルド(レッドブル)とも接触し、ボッタスは最終的に5位でフィニッシュした。一方のベッテルは、そのまま2位でレースを終えた。
レース後、ベッテルは「突然、彼(ボッタス)が後ろからぶつかってきた」と話した。
「僕が前に出たので、彼にはどこにも行き場がなかったんだと思う」
「彼を責めるつもりはない。彼にはグリップがなかったのだろう。タイヤの終わりが近づくと、マシンを減速するのはとても難しい。(ボッタスの)タイヤがロックして、僕らは接触したんだと思う」
ベッテルはレース後半にピットストップを行い、ソフトタイヤからウルトラソフトタイヤへ履き替え、ボッタスを猛追した。ボッタスはレースの早い段階にタイヤ交換を行っており、ソフトタイヤで1ストップ作戦を遂行しようとしていた。
「僕はすぐに、もっと良い走りができるはずだと気がついた」とベッテルは語った。
「僕のリヤタイヤは(ボッタスのリヤタイヤよりも)良い状態だった。DRSを使って、ターン1ではアウト側についた。彼をとらえることができると分かっていたし、かなり楽な状態でターン2に侵入した」
「ブレーキングでオーバーシュートしない(行き過ぎない)という確証が欲しかった。ブレーキを踏んで、ターンインした時に後ろからぶつけられたように感じられた」
ベッテルはこのレースを2位で終えたことにより、チャンピオンシップでのダメージを最小限に留めた。一方タイトル争いのライバルであるルイス・ハミルトン(メルセデス)は、ポール・トゥ・ウィンで今シーズン5勝目を挙げた。
ハンガリーGPを終えて、ベッテルとハミルトンのポイント差は24となった。だがベッテルは、今回のレースはもっと悪い結果に終わっていたかもしれなかったと話した。
「(接触の後)彼をとらえることができて、タイヤがパンクしなかったのはラッキーだった」
「チームはすぐに、タイヤは大丈夫そうかと質問してきた」
「マシンは大丈夫だと感じていたし、最後までそうだった」
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